さて、俺も帰るか。

「じゃあ・・・バイバイ」
かしょうが言った。

「は?」 ホ

「帰るんでしょ、家に」 か

「ああ、そうだぞ」 ホ

「だから、バイバイ」 か

「何でだ?」 か

「アタイ邪魔者はイヤでしぃ」 か

「何言ってんだ?」 ホ

「折角の一家団欒、邪魔しちゃ・・・わるいでし」 か

「何、気にしてんだよ、お前らしくない」 ホ

「でも、アタイ人間じゃないし」 か

「人間でも天使でも関係あるか、さっさと来い!」 ホ

「でも・・・」 か

「監視役なんだろ、付いて来なきゃ監視できないだろーが」 ホ

「そうでしけど」 か

「人間の家族の絆を見るのも、天使の勉強になるだろ」 ホ

「まあ・・・」 か

「遠慮してたら連れてかないぞ」 ホ

「遠慮なんか・・・」 か

「してるだろーが、第一お前が居なきゃ・・・つまんねーよ」 ホ

「・・・ホントでしか?!」 か

「ああ、だから来い、美味いモン、食いに行こう!」 ホ

「でもご家族にご迷惑・・・」 か

「大丈夫だ、ウチの母親はこなみるの所よりおおらかだ」 ホ

「あれよりでしか!!」 か

「ああ、使い魔のカメのばあさあかあか、犬のぽちさんが、えさと間違えてお前追いかけるくらいだよ」 ホ

「そ、それはもうピッチでコリゴリでしぃ」 か

「でも楽しそうだろ?」 ホ

「うん!」 か

「帰るぞ、かしょう」 ホ

「うん!!」 か

珍しく遠慮したかしょうを出迎えたのは、おおらかな母親と、エサを追い回す、カメのばあさあかあと、
おもちゃと間違え、遊びまくるぽちさんと、久々に帰ってきたから出て来た
おいしいおいしい母の手料理のごちそうでした。

かしょうは、終始笑顔で、本当に楽しそうでした。

おしまい

あとがきへ

目次に戻る