次の日、いつものように部屋に入ったら、美久の様子がおかしい。
「ただいまーー」
「正座!」
「へ??」
「そこに正座!!」
「こ、ここに?」
「そう」
美久が怒っている。
フローリングに正座する。
痛い。
昨日の事だろうか?
いや、ばあさあかあにも、旅人にも言ってないし、
王道には口止めしてある。
大丈夫だ、ばれるはずがない。
「昨日、どこ行ってたの?」
おもいっきりばれてるしーーーー!!
「へ?ど、どこって?」
「昨日、あたしを置いてどこ行ってたの?って聞いてるの」
「きききき 昨日??きょきょきょ教会だよ」
「昨日は教会無い日でしょ」
「あ、あははっ ははははは」
こんなに怒ってる美久は初めてだ・・・。
いかん、足がしびれてきた。
「ねえ、美久さん、足崩して・・・」
「だめ!!」
・・・痛い。
もう足の感覚はない。
「○○って子、知ってるよね」
・・・あ
昨日の意識に引っ掛かってた女だ ・・・。
・・・
おもいだした。
美久の卒業アルバムに載っていたリカの友達の女だ。
リカがチクったか。
全部・・・ばれてるな。

土下座する。
「私(わたくし)、合コンに行ってまいりました」
「なんで」
「いえ、説明すると長いのですが」
「聞くから言って」
「その為には、足を崩してお話・・・」
「却下です」
聞く耳持たぬ、って奴か。
「たまには彼女無しのコンパって奴をやってみたったのです」
「浮気だね」
「違う!まじで違う!」
必死になる僕。
「じゃあ何?」
「ばあさあかあとかが少しうらやましくて・・・その」
「浮気だよ」
「違う!悪気はなかったんだ!それに」
「それに、何?」
「・・・むしろ美久が居なくてつまらなかったんだよ」
「お世辞はきかないよ」
「違うよ、罪悪感もあったし、何より隣に美久が居なくてさみしかったんだよ」

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