レクの時間は4日目の夜の授業3時間を潰して行われる。

すぐにご飯を食べ終え、指示をしに体育館へ向かう。
忙しい。
始まるのは一時間後。

あの子待たなきゃイケナイのに〜。
でも、名札無いんだよな〜。
一応リカに話しておこう。

「大丈夫だよ、もう準備してるからさ。」

いっしょに係をしていた気づいたんだけど、リカはよく気が付くし、行動が早い。
きっといい嫁さんになるだろう。
本人に言ったら照れ隠しにローキックを頂いた。

訂正

こわい嫁さんになるだろう。

ま、今回は女子から借りたんだろう、そのほうが無難だしな。

始まる15分くらい前。
地獄のような忙しさ。

「それそこぉ!!」

ボクの絶叫。

時間が無いよう。
慌ててた・・・。

「あのう・・・。」

「何!!」
ちょっときつい言い方

「手伝いましょうか?」
女の子の声
うん、そいつは助かる。

「頼む、じゃあ、職員室にい・・・。」
・・・・・・・・・。
顔を見る
言葉が止まる
動かなくなる
顔は真っ赤になる

名札を見た。

「阪井 慎吾」

確かに書いてある。
リカか。
おかげで緊張が緩む。

「ごめん、忙しかったからきつい言い方になった」

「いいですよ、でも良いんですか、皆、外で待ってますよ。」
「良くない」
忘れてた・・・。

いつのまにか皆、準備を終えて、レク係が皆、僕を見ている。
恥ずかしい。

「じゃー生徒入場させてー、気合い入れて始めんぞぉ!!」
「よっしゃー」
みんなの気合いも十分!
さて、始めるか、短い時間の甘い時間。
このために頑張ったんだ。
バチはあたんないよね、頑張ったんだし。