「今日は聞こうと思ったことがあるんだ。」

「なに?」

「彼氏、居るのかな、と思って・・・。」
また暗くなるボク。

「いないよう」

「まじ??」
再び明るさ最高潮!!

「ま・じだよう、そんなに何度も繰り返さないでよう、悲しくなるよう」

「ご、ごめんです。」

どうやらずっと彼氏は居なかったらしい。
なんでだろ、かわいいのに。

「今度遊びに行かない?」

「だめなのー」

・・・・・・

いきなり振られた・・・。
あっという間に失恋かよ・・・。
かなりショック。 泣きたい。

「もしもーーし、聞いてるーー?」

「え?」
鳴きそうな声の俺。

「だからー、お医者さんに止められてて遊びに行けないのーー」
なんだ、そう言うことか・・・安心した。

「でね、今度遊びにきてほしいなあ、だめ??」

ヲイヲイ、お兄さんだって男の子なんだぞ・・・。
ちこっとは期待しちゃうぞ・・・。

「そりゃいいけど、ばあさあかあ先輩の家の近くみたいだし。」

「うん、近いよー、普通の人が歩いたら3分だってー」

普通の人?

「あたし歩くの遅いから6分くらいかかっちゃうけど・・・」

納得。

トロそうだ。

「今、納得しなかった?」

「いいや、してないよ!」
声が裏返ったどころか最後の よ が大きくなった。

ばれた・・・。
案の定怒ってる、笑いながら。
みょーな奴だ。

「じゃあ、いくよ、今週の土曜でいいかなあ?」
土曜は休みの日のボク。

「うん、待ってるよ」
電話を切る。

「よっしゃああああああ!!!!」
夜中に叫んで踊りだす。
隣の部屋の母親に怒られる。
かまうか! うれしいんだもん!!