夕方になった。
「そろそろ帰ります、美久さん」
「そうなの?夜ご飯食べていってくれたらいいのに」
いやいや、初めての家なのにそんな・・・。
「でも、あんまり遅くまでいると迷惑・・・」
「おかあさ〜〜ん」
猛ダッシュする美久さん。
速い・・・。
ママかあさんが一緒に来る。
「シンゴちゃん、ご飯食べてってね、今、美久と用意するからね」
歓迎屋敷
その四文字が頭に浮かぶ。
・・・・・・・・・
まさか初日から晩御飯頂くとは思わなかった・・・。
おいしかったし。
「美久さん料理も出来るんだぁ。」
赤くなる。
かわいくて、料理が出来て、お菓子も作れる、性格も良い。
何で男が出来なかったんだろ??
疑問を抱きながら帰ろうとする。
「あの」
美久さんがつぶやく。
「なに?」
「来週も、遊びたいなあ・・・。 だめかなあ?」
扉を閉めながらボクがつぶやく。
「呼ばれなくても来るつもりだったさ」
隙間から美久さんの笑顔が見える。
たまにカッコつけるくらい、いいよね。
かっこよかったボクは10分後、ばあさあかあ先輩に虐待に会ったんだけど・・・。