第四章
短い時間


急いでばあさあかあ先輩の家に走った。

実は先輩、親が不動産屋で、ワンルームの部屋3.4部屋持ってる。

親父さん曰く
「これをかすなり使うなり好きにしろ、帝王学の手始めだ」

だそうで。

「先輩、部屋貸して下さい!!」

「な、いきなり」

簡単に説明する、肝心なところを抜かして。

さていくら吹っかけられるか・・・。
4万くらいかなあ?

「3万と言いたい所だけど、美久に免じて1万5千円!」

「サンキュー先輩!愛してるぜ!!」
結婚の真似事なんだから、家賃は払わなきゃね。

あとは・・・指輪だ・・・。

二つは買えないなあ・・・。お金ないもん。
と、言っても一つでも無いんだけどね。

参ったなあ。



思い出した!

美久さん高い物嫌いなんだよ。

じゃあ、デザインで考えよう。

・・・・・・・・・。
百貨店での男の買物(一人)がこんなに辛いとは知らなかった。

店員に囲まれるわ、化粧くさいわ、おばさんうっとうしいわ・・・。

やめだ!近所のアクセ屋だ!!

「いらっしゃいませ、恋人にかな?」
優しそうなおばあちゃんだった。

「フィアンセになんだけど・・・。」

一通り説明した・・・。もうすぐいなくなる事も。

そしたらおばあちゃん、泣いてくれたんだ・・・。

ありがとう。