夜
死ぬ・・・
俺とおっちゃんは車から降りることが出来ないくらい疲れている。
「お、おいちゃん、明日もこんなんか?」
「明後日は週末だから、もっと多いだろうな」
「マ、マジでか」
・・・・・・・
「人が欲しい」
俺たちは同時にそう呟いた。
「誰か居ないの、おいちゃん」
「心当たりは一人居るけど、一人じゃ足りんなー」
「俺のほうも要るなら呼ぶぞ」
「じゃあ呼んでくれ」
俺は晩飯を食ってすぐ雄一郎に電話した。
「もしもし」
「おお、雄一郎、バイトしねーか」
「何の?」
「海の家」
「無茶ゆーな、海って何処やねん!」
「日本海」
「行ける訳ないやんけ!」
ぬう、そう簡単には釣れんか。
そらそーだ、今の状況、言うなれば釣竿に針もつけてない状況だもんな。
針でもつけるか。
「交通費も出すし、食費もいらんぞー、さーらーにー」
「さらに・・・何や?」
釣れそうだ、じゃあ餌もつけるか。
「・・・水着のねーちゃん見放題」
「・・・Oh!」
馬鹿一匹HIT
「でも土日に競馬出来んのが辛いな」
「大丈夫だ、おいちゃんがPAT持ってる」
「ぜってー行く!」
馬鹿一匹GET
と、言うわけで明日の一番の電車で雄一郎はこっちに向かう事になった。
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