翌朝
今日は早めに学校に行く。
いくらテストでいい点をとっても、時間数が足りなければ意味が無いからな。
俺のリザーブユアハート号は軽快に走っている。
障害物も無く、坂も上りきる。
自転車置き場にハートを置き、学校内に入る。
「また遅刻か、重役」
長谷川が言う。
失礼な、こんなに早く来たのに。
「一般的には遅いんだよ、10時だぞ、今」
俺の中では早いと思ったんだが・・・そうだ、いつも大人はわかってくれないんだ。
いろんなやり取りをしながら教室に着く。
ちょうど休み時間だったのが幸いし、何事も無かったように席に着く。
・・・はずだった。
いつも通り頭に爆音と振動と激痛が走る。
美幸が今日もカバンを振り下ろした。
「・・・」
「死んだか?」
「生きてるよ!!」
「残念だ」
「いつか殺す」
普段通りのやりとりを繰り返し、終礼も終え、帰ろうとしたときだけがいつもと違った。
「おー、星野、20分後に職員室来い」
担任の山本が言う。
「天斗、お前とうとう落第か?」
雄一郎が言う。
「縁起でもねえ事言うなよ」
とは言った物昨日今日の話だからな、かなり不安だ。
不安を抱きつつ職員室に赴き、山本の前に行く。
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