「で、今日は競馬か?」

「まあそれも、明日は?」

「むずかしいな、俺、秋競馬は買わんから」

「なんで?」

「仕上がり具合とかがな、本番前のってのは気に食わん」

「じゃあスプリンターは」

「ビリーブかな、岩田がそのまま乗ったら」

「やはり園田キチガイ」

「まあな、もう10年超えてるからな、園田歴」

「・・・るーさん27じゃなかったですか」

「お前ももう競馬やってるやんけ」

「まあ、でも10年超えてるって事は・・・」

「気にすんな」

「はあ」
俺の気にすんなはこの人からうつった。

「それより天斗、お前テストと違うんか」

「ええ、明後日から」

「遊んでてええんか?」

「ははは」

「ダブるぞ」

「今回は秘策が」

「ほう、薬でも見つけたか、アタマヨクナールみたいな」

「・・・違いますよ」

「ほんだらアレやろ、タイの聖米とか頭がよくなる石とかやろ」

何で俺この人とこんなに頭の中が似てるんだろう。

「いえ、今回は学年トップの友達にノート借りて勉強してて」

「ほう・・・」

そういってるーさんは俺をまじまじ見ている。

「女やろ、そいつ」
ぶーーー!!
思わず酒を吹いてしまった。

「やっぱりな」
自分に掛かった酒を拭きながらにやりと笑うるーさん。

「い、いや、でも自分女嫌いですから」

「なるほどな、それを話に来たか、今日は」

「まあ・・・」