第八章
ある春の夜
春休みが来る。
雄一郎テストヘルプの約束通りにWingオールで奢ってもらったり、競馬に明け暮れたり。
俺達は春休みを堪能した。
一応3/14に海南にバレンタインのお返しをした。
生まれて初めてホワイトデーに返したな。
海南以外には忘れたけどな。(計画的に)
4/6
新学期一日前だ。
俺は海南の所に競馬帰りに寄る。
「よう」
「明日から新学期だね」
「ああ、だから寄ったんだけどな」
「?」
「山本からなんか聞いてたりするか?」
「何かって?」
「いや、クラスの事とか」
「クラス?」
「ひょっとしたらクラスが変わるかもしれないだろ」
「あ」
「今までは同じクラスだったから持って来るモンもあったけど、別のクラスになったらアレだしなと思って」
「そう言えばそうだね」
いきなりテンションの下がる海南。
「もし別のクラスになってもちょくちょく寄りに来るから」
「・・・うん」
「まあ別の友達が出来て良いかも知れないしな」
「・・・うん」
海南はその後何を話しても上の空だった。