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今日は帰る日です。

でも帰りたくありません。

普通は日常の生活に戻るのがいやだとか、北海道の雄大な自然と離れたくないとかでしょうが、

僕の場合は、うきょーさんが僕のために作ってくれた生き地獄が恐ろしくて、
いえ、むしろ帰りの飛行機が爆発炎上して一番高いところから落ちたり、

どこかの外人どっかの神のため!とか言って大きな高い二つの塔の一つに突っ込んでも、

そのほうが本当に気楽だからです。

いや、マジで気楽なんです。

そらけーこに「うきょーを恨むな」って言っても無理な話でしょう。

しかしもう覚悟は決めました。

皆が順番にホテルを出、僕たちだけになった時、

窓の外を見ながら、けーこに
「すまん、多分帰ったら新婚早々職無しで苦労かけることになると思う」
と言いました。

そしたらけーこは

「しゃーないね」と返してきました。

普通はこういう時女は困るでしょう。

「もうちょっと頑張れない?」とか聞いてくるでしょう。

しかしです

そんなことが無理という事が、そしてあきらめざるを得ない状況だという事が、
仕事している本人じゃない人間ですら分かるそのくらいの地獄です。

むしろ「おそろしい」といった方が正しい地獄をうきょーさんはいとも簡単に作ってくださいました。

友達でなかったら訴えてしかるべき処置を施しています。

何ヶ月か後には弁護士を通して話をすることになっているでしょう。