えーとえーと
あ、なんか出てきそう。
ほら、ここまで出て来てるやん、ほら。
ここ。
何?文字だけでわからんやと。
ここ、ここやて!
あほ、そこ『ちんこ』や!
そんなに触ったらちょっと気持ちよく・・・
ドアホ!何言わすねん!
ここやここ!
あほ、そこみぞおちや、げふげふ。
そう、そこまで出てきて ・・・
あー、いらん事ゆーてたら忘れてもたやんけ。
あ、そうそうけーこやと思うわ。
多分。
で、出掛けようとしたら、そのけーことやらが私も行くといいやがりました。
僕は
「バイクの旅に女はいらねぇぜ」
と、かっこよく断ったのですが、激怒され、打ち懲らされて結局泣く泣く連れていく事になりました。
しぶしぶ連れていくことにはなりましたが、まだ何処に行くかも決まっていません。
さらにけーこが行くことが決まってから空が暗くなってきました。
見事な曇り空です。
昨日まで暑くて暑くて仕方なかったのにです。
何と言う雨女ぶりでしょう。
いえむしろ疫病神と言っても過言ではありません。
しかし、これを口に出そう物なら、あんな暴力や、こんな虐待を受けてしまうのは火を見るより明らかなのでこの事は心の中に留めておき、隠したまま年を重ね、墓に入ろうと決心しました。
僕はなんと人の心のケアまで考えられる素敵な奴だと思いました。
あまりの素敵さゆえに、オーディションも受けてないのに銀幕デビュー、さらにそれが主演だったら今の仕事をどうしようかと悩んでしまいました。