漢祭灼熱地獄変






7/22 晴れ


きょうからあいさけの男ばかりのオフ、


名付けて 漢祭 が東京で繰り広げられます。


あまり見たくない絵面ですか、たまには愚民どもと接しなければ、僕が総理になったときに苦労しそうなので、重い腰を上げていくことにしました。

















しかし、前日の季節外れの台風で、雨、風はひどいは、滋賀辺りで新幹線の線路や電線にラブホの屋根が飛んでくるわさっきこいた屁は臭いわで、まるでそんな祭りに参加するなといわんばかりの嵐で、嵐の予感を感じていました。


しかし朝起きたら無事なにもなかったので、安心して出かけることにしました。


嫁と娘は、僕の実家に預けておきました。


親も孫に会えてさぞ喜んでいることでしょう。


さっき母が僕に向かって言った、













『ろくでなし』






は気のせいか、嫁に言ったのでしょう。


で、新大阪から新幹線に乗りましたが、久々に一人で新幹線に乗るもんで、少し寂しい気がしたようなしなかったような、そんな気持でした。


その証拠に僕は、朝っぱらのサラリーマンばかりののぞみで、ビールをかっくらい小宴会をし、挙げ句爆睡してやりました。


きっと僕は寂しかったんだなと思いました。


社内で一人プチ宴会をしていると、クライからメールがありました。


もうついたとのことです。


まだ新幹線にいる旨と、いま一人で飲んでいるとメールを打つと、さすがクズだと返信がありました。
















クズにクズと言われたくないモンです。











やがて東京に着き、待ち合わせの秋葉原に着きましたが誰も居やがりません。

さっき着いたというホッホー、クライ組すらいません。

電話をしたら、すぐ現れました。

遅れた訳を聞くと、らんぷ亭で今は数少ない牛丼を食いに行っていたらしいです。






人を待たせて飯を食いさらす彼等を許しがたく、線路についうっかり突き落としてしまいたい衝動にかられましたが、僕が全力で突き押しても、ホッホーはともかく、



















クライは押そうが引こうがびくともしないボディをなさっているので無駄な努力はやめて上げました。







僕は何と自分の感情をコントロールできる素晴らしい完成された人間なんだろうと思いました。




で、あまりに暑くて仕方なかったので、駅構内の喫茶店で僕のオゴリで喫茶店にはいって流れ行く愚民たちを眺めながらコーヒーを飲んでいると、見たくない絵面が眼前に映りました



やくざです。




目の前に年を食ったやくざが居ます。


目をそらそうとしましたが、クライが





「あ、さんたさんだ」



と、小さい声で呟きました。


悲しいけど、知り合いのようです。




で、喫茶店を出、さんたと合流しました。


昼飯を食いに新宿へ行きました。


しかし問題点がひとつあります。


と言うか有り得ないことですが、さんたが言うには、金がないとのことです。





まあ皆有りませんが、彼の場合は群を抜いています。






彼は大人です。







頭の中はさて置き、大人のはずです。









もう三十を遥かに越えた大人です。





それなのに彼は財布に


























五十円








だけ入れて祭りに参加しやがりました。



全くありえないことです。


新宿に着いた僕たちは、さくらを待っていましたが、金無しのさんたが







『喉乾いた、百円貸して』




と、いきなり言いました。










言った相手は、最年少(には絶対見えない)クライでした。



彼にはプライドが欠如しているようです。


で、昼飯を皆で食いました。


僕たちは、おとくなランチをいただいたのですが、金なしは、金もないくせに一番高いランチにビール、さらに食後にコーヒーまで頼んでいやがりました。




ちっともおとくでないランチになっていました。




なんだ、やっぱり金持ってきてんじゃんと、東京風に考えていたら、レジ前で、今度は妻子持ちの僕に











『ごめん、金貸してくんない?』


とほざきました。


僕は哀れに感じ、一万円を貸してやりました。


彼はSuicaも持っているし、交通費はいらんから、まあ一万もあれば二日三日は遊べるでしょう。


嫁さんにバレたらうるさいかもしれませんが、貸してしまったものはしょうがありません。


まあどうせ僕の小遣いです。


きっと今日、明日には返してくれるでしょう。







で、店を出、さくらの身なりを何とかするために服を見にユニクロやGAPに行きました。




さくらはいい奴なのですが、服装のセンスは皆無、いえむしろマイナスです。


しかし、色々アドバイスをしたので、次回からのオフでは彼の服装が変わることを期待します。


で、することもないのでゲーセンに行きました。


皆めいめいにコインを買ってゲームに興じました。


一時間して出ようと思ったらさんたがいません。












借りた金を使わないよう時間でも潰してるのかと思いましたが、奴がそんなにお利口なはずはありません。


パチンコ台でメダルを山ほど出していました。


で、皆で仕方なくそのメダルを消化しましたが、終わる所か出っぱなしで、なかなか終わりませんでした。


まあ、これだけ出したのですから、さほど金も使ってないだろうといくら残ってるか尋ねたら、

















もう二千円しかないとほざきやがりました。








こんな奴に金を貸すんじゃなかったと心から反省をすると共に、そんな奴に貸しやがって!と鬼瓦のような顔で睨みつけ、可愛い僕を脅しつける嫁の怒り顔が容易に想像でき、家に帰りたくなくなりました。













奴に貸すくらいならこなとクライでも誘って『せくきゃば』にでも行けば良かったと後悔しました。





で、台風の被害で遅れて来たくろが到着し、迎えに行こうとしましたが、奴が僕たちがどこに居るかと聞くので、

『チェキっ娘倶楽部』前!と大声でピンクな店の名前を叫びましたが知らんとのことで迎えに行きました。



そこら辺の奴が僕を見ていましたが、きっとそれは間違いで、今からそこに行くんだろうとさんたさんを見ていたに違いないと思いました。


で、くろをアルタ前で捕獲し、ワイルド大石も続いてゲットしましたがモモっちがまだです。


モモっちは仕事で遅れるので、ダーツでもしに行きました。


はじめは僕とホッホーとこなとクライでやりました。


一位は当然僕でした。


やはり大人な遊びは僕が一番なのだなと素晴らしい自分に拍手してあげました。


で、二番手は大石、くろ、さんた、さくらでやりました。


残り三人で誰が勝つか握りました。



ぼくはさんたに賭けることになりました。




しましたではありません。







なりましたです。



分の悪い賭けは嫌いではありませんが、これはあまりにも悪すぎです。





競馬で例えるなら








ナリタブライアンとマヤノトップガンの行った行ったの競馬に

















お前はチワワに乗って勝てと言われている気がしました。



まあ仕方ありまきねん。


あきらめてさんたをおだてたりのせたり、なだめてもすかしても勝たせなければなりません。


敗けは大嫌いです。


たかが五百円でも嫌です。


暖かくさんたを応援することにしました。









『ワレ勝たな殺すぞ』











『敗ける思たらそのダーツで相手のドタマ刺したらんかい』











『ドアホ!アル中で真ん中にさだまらんのかい!』







しかし僕の暖かい応援も届かず、さんたは三位になってしまいました。


結局、大石の勝利に終わり、クライに五百円を奪われました。


時間も頃合いになったので、モモっちとの合流場所の秋葉原に向かい、白木屋で飲んでいました。


しかしさんたは今日仕事との事で抜けました。


「明日来れないからあさっての予定は昼か夜に電話するね」
と言い残して消えていきました。


飲んでいるとモモっちも合流し、ロシアンコロッケや、ロシアンたこ焼きをやりました。



コロッケは策に溺れたくろが。



たこ焼きはクライが各々激辛を引きました。



あらかた良い気分になってきたので、お開きになり、僕とクライとくろとホッホーはモモっちの家に泊まり行きました。


くだらんテレビを見たり、シャワーを浴びたりして過ごしていましたが、実はモモっちがまだ仕事が残っているとのことです。


家の主人が寝ないのに、我々居候が先に寝る訳にはいきません。


我々はモモっちが寝るまで起きていることにしました。

コンビニに行き、トランプを購入し、男らしく博打に勤しむことにしました。

しかし、クライは金がありません。

一点は十円という寒いレートでやりました。






しかし、五時を回る頃には、そんな寒いレートでクライは八百円ほど敗けていました。















さすが競艇にいったら転覆する船に賭けるのが得意な転覆王だなと思いました。







で、気付いたらモモっちは四時ごろにはすでに寝ていました。
我々も眠ることにしました。












6/23  晴れ





七時起きです。


モモっちは今日仕事のため、我々もその時間に起き、一緒に家をでることにしました。


今日はさくら、さんたが来ない代わりに、こなみるくが参戦です。


われわれだけ早く出るのも癪なので、こなも早く呼び出しました。


しかしこんなに早い時間なので(とは言っても8時程度)、電車は満員です。


こんな時に女性に手が当たったりして痴漢よばわりされたら、クライのせいにしなければならなくなるので、なるだけはしでじっとしていました。



しかし東京は魔都とはまことの話です。








痴漢しようにもする気になる方が近辺に見受けることが出来ませんでした。



打ちひしがれながら電車をいったん降り、乗り換えようとしてくろの案内で電車に乗ったら反対で、待ち合わせの時間に若干遅れました。


まあ、待っているのは粉末野郎だけなので、あっさり許してやりました。



で、その粉末と落ち合い、マクドで朝飯を食い、今から何をするかを決めました所、クライが



















『やはりアキバ逝きたいっす』




と、マニア丸出しのコメントを残したので、その男気に免じて行くことにしましたが、こなだけは男気と言うより














『萌え魂』





と言う感じでした。


で、我々はまだ開店もしていない秋葉原をかっぽし、開店するまでコンビニでたむろし、開店と同時にいろんな店に入り浸りました。


色々買い物をしたのち、ホッホーとだけ別れ、我々は電気屋に入りマッサージチェアで癒されましたが、







こなが汚い顔で癒されていました。




少し疲れが残ったのはきっとそのせいだとおもいます。


クライがMDを買い、店を出、ホッホーと合流をし、上野に向かいました。


我々はまず昼飯を食そうと考えましたが、金の無いクライがMDなどを買いやがってますます金が無くなったので、安いところを探し、結局カレーバイキングに行きました。


かなりうまかったのと、店主がタイガージェットシンに似ていたのが印象的でした。




我々は店を出、風呂に入りたかったのでサウナに行き、まったりしてから漢祭の最大イベントである 男カラオケを敢行しました。



我々は遠慮無く歌いました。



こなはマニア系で。



クライは下ネタ系で。



クライには困ったもんです。


昼間っから、















ちんこちんこと絶叫していました。




恐ろしい奴です。


途中、いるかが参戦してきました。


女性ですが男らしいので参戦OKと言うことになりました。



と、言うよりこれ以上男臭くなっても困ると言うのが本音でした。

















するととたんにクライがちんこちんこ言わなくなりました。




なんと恐ろしい男でしょう。





しかしもっと恐ろしいのはこなみるくです。









彼はスタイルを変えず、マニアな歌を歌い続けました。






なんとマニア魂溢るる漢なのでしょう。





これはすでにマニア神さくら超えを果たしたかもしれません。


………


と、一時の感情で熱くなり過ぎて言ってしまいましたが、彼の過去のマニアックな苦い思い出が、僕のおつむに走馬灯のように思いめぐってきて、やはりさくらさんは超えることの出来ない分厚い壁であることを冷静に確認できました。


良かったですと言いたいですが、僕の頬に流れる熱い一本の筋は何なのでしょうか。



で、我々は再度秋葉原に向かい、われわれあいさけの定番、いえむしろ聖地の素材屋に向かい、モモっちと合流し、飲み会を始めました。


しかし問題があります。


電話してくるはずのさんたがいまだに電話してきません。




明日の予定は完全にさんたが握っているのに困った野郎です。















金借りるのは早いのに仕事は遅い奴だともっぱらのうわさです。



昼電話してきたさくらに明日の予定も伝えられずに困りました。


仕方がないので僕は娘自慢をして時間をやりすごしました。

2度目の乾杯をした後にクライが重大発表をしました。


まあ、あえてここに書くのもなんなので、あとは自分でカキコなりでもしてもらうことにします。


これを言いたかったのでクライは飲み会当初から緊張していたのでわざと引っ張ってやりました。


僕はなんとエンターテイメント性溢れる素晴しい企画者なのでしょう。




崩壊しそうなUSJは僕に再建依頼に来るのも間近だと思われます。




で、うだうだになった頃に店を出ました。




やはりいまだにさんたからの連絡はありません。


仕方ないので僕が勝手に時間と集合場所を決め、さくらにも電話しました。


宿泊地へと散るのですが、


クライと大石はモモ邸へ。


いるかは自宅へ。


残りはカプセルホテルに宿泊することにしました。



しかしホッホーが問題です。






酒と泪と男と女とで狂いきっていました。


まるで河島英吾並です。



なだめるのに時間がかかりました。











こなと『せくきゃば』に行きたかったのに行けませんでした。




この恨みはホッホーにおごりと言う菜で償ってもらおうと思いました。



仕方ないので、こなとホッホーの三人で漢祭の締めとして飲み会を行いました。



三時くらいまで飲んでいました。









6/24 晴れ



集合の秋葉原駅の近くのカプセルホテルに泊まっているのでゆっくり寝ていたら、朝もはよからさんたから電話がありました。










全くこいつは害になることしかしないのでしょうか。



集合場所と時間を指定して再度眠りにつきました。



で、僕たちは昨日長い奴のとっぴ的な行動のせいで風呂に入っていないので、朝風呂に八時と九時に風呂に入りました。


集合時間が9時45分だったので、汗かき倒して集合場所に行きました。


電車に乗り継ぎまくってキリンビール工場で工場見学+試飲。


また電車に乗り新横浜でラーメン博物館に行きました。


タクシー二台に分乗し、到着すると、入場料が必要とかぬかしやがりました。




まあ、300円くらいだから黙って払おうとしましたが、




















また借金代魔王さんたが

『ごめん、また金貸してくんない』







と僕に言い放ってきました。


仕方なく千円貸してやりました。



今日は金持ってきてると思いました。


しかし僕は甘かったようです。


どのくらい甘かったかと言うと、






きっと、今の議員が100年は年金が崩壊しないと言っているくらい甘い





もしくは僕やクライが



「俺、夏痩せするし」



とか思ってるくらい甘かったようです。


地下に降りたら昔ながらの街並みがありました。


さすが三百円取るだけあって凝っています。


屋台みたいなのが出ていて、型抜きをしたりする奴や、俺みたいにラムネ飲む奴。










挙句の果てにはラーメン食う前にアイスのボンボンくう大石がいました。



ラーメン食うのに行けず後悔している奴がなかなか面白かったです。


しかしそんなのが問題にならない大問題が起きていました。














さんたが立ち飲み屋ですでに一杯引っ掛けていました。




もうラーメンを食うのをあきらめたのかと思うと再度僕の前に立ち、



























『ごめん、増資してくんない』





・ ・・この男に千円だけで遊べと言うのが甘かったようです。




どのくらい甘いと言うかと、






MAXジョージアにさらにガムシロップ3個ほど入れて、

「んー、まだ足りん」

と言い、ミルキーバーなめながら満足しているくらい。











いや、もうちょっと甘いです。



そうそう、












秋葉原界隈でズボンにシャツがインしちゃってるお兄さんたちが























『俺、その気になったら彼女くらいすぐ作れるし』






とか思うくらい甘かったようです。


仕方がないからもう千円貸してやりました。


で、いつ返すと聞いたら


「7月1日には給料が入るからその時に」


と言っていました。





しかしこれを書いているのは七夕です。









いまだに僕の口座には12000円が振り込まれた形跡がありません。





参ったモンです。


その案件はとりあえず置いておき、とりあえず中に入り、皆で団体になってもえらい事になるので、二人くらいになろうと言いましたが、結局皆同じ、がらがらの店に落ち着いてしまいました。


しかし人間と言うか日本人の習性とは恐ろしいものです。


さっきまではがらがらだったこの店に、ちょっと待ちが出来てしまいました。



で、二杯くらい食った後にじゃんけん大会があるとか行っています。


お祭り好きな我々は当然参加しました。


3チームに分けるといわれましたが、僕たちのチームはあいさけの面々のみでした。


芸人魂満々で、我々は博物館の連中が閉口するくらいイカれてやりました。


まあ、当然愚民もに負けるじゃんけん術など持ち合わせていないので、当然優勝してやりました。



気分よく退館し、新横浜駅に行きました。


そのまま新幹線に乗り、家路に着き、かわいい娘と、別に会いたくない嫁に会ってしまいました。









追伸


その後、さんたに1万2千円貸した事を嫁に告白すると、僕の小遣いであるに関わらず、

やはり鬼瓦みたいな顔になっていました。










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