・・・15分後・・・

な、何とか倒した。

とりあえずケンタが気がついたのでクライを回復させる。

「ちっ」

舌打ちが木の茂みから聞こえた。

「誰だ!」

その茂みに向かって走る。


・・・居ない。

下を見ると名刺が落ちている。

『いつもニコニコ現金商売
株式会社 カイザー 社長  カイザー』

野郎、俺たちを張っていたか。

しかし本当に危なかったからな、あの社長の推測も当たっているといえば当たっている。

恐ろしい予知能力。

何とかクライも回復したが、ケンタもふらふらだしこのまま旅を続けるわけにも行かない。

もう少しでスモトのマイリー神殿だが、ツナで宿を取ることにした。

「なあ、何でニシノミヤから船に乗らなかったんだ?」

クライが尋ねてくる。

「簡単だよ、情報がリークされてるかもしれないからさ」

俺の代わりにケンタが答える。

「・・・誰に」

「誰と特定できる訳ではないけども、これだけの品だし狙われてもおかしくないからな」

「まあその為に色んなバケモノと戦ったて訳か、厳しいな〜」

こなが愚痴っている。

「って言ったってお前振り回されてるだけで歩いてないじゃないか」

俺が口を挟む。

「馬鹿野郎、お前はまだ俺の苦労が分かってないんだな、いつもいつも気持ち悪いバケモノのつぶれていく感触と言ったらもう最悪なんだぞ! 今度あのバケモノ天使が来たらお前を剣に変えるよう頼んでやる!呪ってやる!!

・・・お前、いい事しないと人間に戻れないんだぞ。

明日の朝早くに到着したかったので今日は早く寝る。
かなり疲れたので皆すぐ爆睡状態に入った。


・・・その夜中・・・

今日もケンタは夜のとばりの中を一人歩いていった。



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