「何処に行きやがった、あの野郎」 こ
上空からくろねこを探す。
「しまった! 祭器忘れた!」 ホ
「ちゃんと持ってきてるよ」 に
さすがにシーフだ、宝は忘れない。
「でも二つしかなかったよ」 に
確かににゃんこが持っているのはドラゴンとフェニックスオーブだけだった。
ブレイクメイスが無いのか。
二つの祭器をケンタに渡し、くろねこを探し続ける。
黒い霧が左に向いている気がする。
「あの正面じゃないか、ひょっとしたら話してるかも」 ケ
「なるほど、言えてる」 ク
「よし、行くぞ」 ホ
予想は的中し、くろねこを発見する。
『受け皿はいずこに』
黒い霧は語りかける。
「我に乗り移れ」
くろねこは言う。
すると霧はくろねこに向かって行く。
「ぐあああ」
くろねこは苦しんでいる。
「最後のチャンスだ、切れ、こなみる!」 ホ
「よっしゃー!」
急いで近くに着地。
こなはくろねこに向かって走り出す。
「死ねやぁ!」
バシッ
霧はこなを吹き飛ばした。
どんどんくろねこに入って行く霧。
もう少しで暗黒神がくろねこの体に入りきる時だった。
「我、暗黒神の破壊を命ず、破壊せ…よ 偉大なる魔導師の魂達よ」
くろねこはブレイクメイスを自分の体に打ち付けた。
ギャーー
金切声がしばらく辺りにこだまする。
俺達は空気の振動で会話も動くことも出来なかった。
くろねこの体から雷がほとばしり、やがて大爆発を起こした。