しかし何だろう。
最近の俺の周りに起きるこの悪い出来事は。
まさか俺に変な力があってそれに巻き込まれているとか。
最近いろんなものが見えるみたいだし。
その力を狙ってなんか悪い勢力が俺に。
いろんなことを考えてみると、そう考えるのが一番正しいような気がしてきた。
狙われてるのなら気をつけなきゃな。
用心をして一日を終えた。
翌日の新聞の阪神版に
『宝塚の連続強盗逮捕、犯人は中学生数名、カネ欲しさにやった』
と出てある。
昨日の俺の考えはただの妄想だったようだ
仕方ない、今日は大阪にでも行ってみるか。
喫茶店に寄り、コーヒーを飲む。
・・・無職で金無いのに何やってんだ俺。
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あまり良いのは無いな。
そう言えば阪井の職場が大阪だったな。
あいつ結構仕事色々持ってるよな。
スポットで入れる仕事無いかな。
電話してみよ。
るるるるる
「はいもしもしー」
「くあとろですー」
「・・・なんやお前か」
あからさまに残念そうだ。
着信の所に俺の名前出てないのかよ。
・・・電番登録してなければ名前は出ないってか
「なんや、どーしてん、仕事くれるんか?」
「いやいや、逆やねん、俺バイトクビになってさ」
「まじめに仕事せーへんからじゃ」
「違うねんって!で、なんか仕事無いかなーと思って」
「・・・どんな仕事でもええんか?」
「どんな仕事でもってwww」
「・・・ギャラのエエ仕事が丁度あるんやけどな」
「へー」
「ちょっと待てよ」
社長、一人いました!やらせて見ましょ
大丈夫なんか?ツレなんやろ?
そんな訳でもないんで、まぁ死んでもアレなら大丈夫でしょ
阪井、秘密の話は送話口押さえて話してくれ、まる聞こえや
「もしもし」
「な、なんかヤバい仕事とちがうん?」
「ま、多少はやばいかもな、でも金にはなる」
「やばいのはなー」
「ヘンなモン見れるんやろ、丁度ええわ」
「え?」
「大阪市内で妖怪退治、お払い程度のモンや」
「ほうほう」
「よく自殺のあるマンションやねんて、一応住民票移動して引っ越してもらうって感じ、事故物件の処理やな、自殺したって一回誰か住んだら見事にそこの部屋は事故物件じゃなくなるからな、クリーニングみたいなモンやな」
そんな不動産のウラワザ聞きたくなかった。
「で、三日ほどそこで霊能力のある女と過ごしてもらって、何も無ければ問題なし、なんかあったらその女助けてやってくれ」
「ヤバそうな、ヤバくなさそうな」
「だから多少って言ったやろ?で、三日終わったら住所元に戻してもらって終了って寸法」
「で、いくらもらえんの?」
「三日で30万、住民票の移動とかもやってもらう金はそれに含んでるけどな」
「やるわ!」
「ただこれはウチの会社が受けた仕事じゃないねん、天満のマンションオーナーから誰か紹介してって言われてな」
「へー」
だから何かあっても俺らのせいじゃないと言う事だろうか
阪井にそのオーナーの住所を聞き、早速向う。
オーナーに話したらとんとん拍子で決まった。
前金は半分の15万でその場で貰った。
明日の昼から行く事になった。
帰りは阪井と一緒に帰った。
きっちりメシをたかられた。
翌日
市役所に行き、住民票を移転させる。
あっさり俺はその事故物件に引越が完了した。
オーナー宅に行き、住民票を見せる。
「ありがとーね」
オーナー、日本人じゃないのかな?
オーナーのベンツに乗せてもらって引っ越した先に向う。
「ここね」
降りた先には至って普通のマンションが建っていた。
「何もなければ寝てて良いからね、あと部屋にあるものは何でも使って良いから何とかしてね、じゃ、三日後のこの時間にね」
オーナーは去っていった。
ココでぼさっと立ってても仕方ない、さっさと入るか。
403号室だったな。
カギはもう開いてるって言ってたし。
マンションに入るとなんとなくひんやりとした空気が漂ってくる。
底冷えのするような感じだ。
ただ冷房がかかっているだけのようだ。
エレベーターで4階にあがり、403のドアを開ける。
2LDKの部屋のようで、奥の部屋を見ると中国風の祭壇が立てられてある。
呪いとかあったらアレだからそうしてくれてるのかな?
結構あのオーナーも気が効くじゃないか。
しかしよく見ると部屋のあちこちにいろんなものが転がっているな。
トンファー、さすまた、ブラックジャック、日本刀、拳銃
・・・・・・・大丈夫かな、俺の命
まぁもう金は使ってしまったのでやめるとも言えん。
ヤバくなったら逃げよう。
そう言えば阪井が女と一緒に住むって言ってたな。
なんか二人で協力して愛が生まれてとかになったらどうしよう♪
くあとろさん、テンションが上がってまいりました。
女どこ!
どこにおんのマイハニー!!
ハイテンションで探すともう一つの部屋に可愛い女の子が祭壇の巻くと似たような服を着て立っていた。
よっしゃ!
これは気合入れていかねば!
「こんにちは、僕くあとろって言います、そちらは?」
?
女の子は首をかしげている。
日本語の話せない中国人とか無しやわ!!!
アイもクソも生まれへんっちゅーねん!
何とか名前だけは聞き出せた。
孟心だってさ
男か女かわからん名前やな。
まあいい、コンビニ行って寝よ。
孟心にも飲み物と弁当、プリンを買って行ってあげた。
「謝謝」
孟心は喜んでいるようだ。
夜
昼寝をしすぎて眠れない。
孟心はずっと祭壇に向って祈りを捧げているようだ。
コーヒーでも買って来るか。
1階の自販機でコーヒーを買っていると、おじいさんが声をかけてきた。
「403に住んでいる人かね」
「ええ、そうです」
「悪い事は言わん、あそこはやめとけ!この先を進んで戻って来れた者は一人もおらん!!」
「でも何とかしなければいけないんです、誰かが」
「無理じゃ!死ぬぞ」
俺は何も利かずにエレベーターに乗る。
403号室に入り、カギをかける。
部屋の中の様子がおかしい。
孟心が倒れている。
「孟心!」
あわてて駆け寄る。
「・・・・・・」
だから中国語、わかんねぇよ
でもなんとなくヤバそうだ。
俺は孟心を壁に寄り添わせて、近くにあったナイフを持ち、身構えた。
「孟心、ここで待ってろ」
ボディランゲージを使ってそう言った。
「・・・」
がちゃり
ドアが開く音がした。
隣の部屋から青龍刀を持った大男が現れた。
ナイフ程度じゃ勝ち目ねぇよ!
あわてて近くにあった銃をぶっ放す。
反動で俺は部屋の端まで転がってしまった。
大男は全くダメージを受けてない。
本当に化けモンかよ!
孟心が祭壇にある剣を指差している。
アレで斬れと言う事か!
大男をすり抜け、剣をつかむ。
しかし祭壇は壁際
俺は追い込まれた状況になった。
大男は青龍刀を振り上げる。
「畜生!殺すならさっさと殺せ!」
そう叫んだ。
ごん!
孟心が祭壇の何かを投げつけたようだ。
大男は猛進のほうににじり寄る。
「待て!お前の相手は俺だ!」
一か八か祭壇の剣で大男に切りかかる。
ざく!
大男から血が吹き出る。
血?人間?
「お前は誰だ!」
「誰だろうが関係ない」
「なぜ俺達を狙う!」
「冥土の土産に教えてやろう、ココのオーナーはやりすぎたのだよ、地上げに泣いたものの恨みなのだよ」
「だからと言ってお前が人を殺して良い理由は無い!」
そう言って孟心の横に行く。
「まあいい、味方するものは皆殺す!」
「孟心!ここは俺が食い止める、お前は先に逃げろ!」
孟心は立ち上がってこちらを見る
「俺は良いから!早く逃げ
ざくう!!!
俺の首が床に転がり落ちた。
そりゃそうだよな、戦闘中に女の方向いて敵に背を見せりゃ殺されるよな。
その後俺は袋詰めにされて堂島川を流れたようだ。
おしまいwww
あとがき
な、しっくりこなかったろ?
しっくり来ないってあらかじめ言っておいたろ?
読んでて壮快感の無いどころか、後味の悪さがヤバいやろ?
しっくり来ないポイントとして
はじめから場所の特定の振りがむちゃくちゃ。
バールのようなものといった不特定感
ヒロインとの会話が不成立
主人公の名前が中盤でやっと出てくる
生存フラグをあんなに立てているのに一瞬で殺される
等、まだまだありますがやめときます。
恋愛モノのしっくり来ないほうが笑えたな。
いやー、書いててしっくりこなかったわ。
これは感想ないやろーなーwww
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