第一章
たびだちのはじまり


お互いの仕事から足を洗ったのは良かったが、盗賊と暗殺者では旅に出ることも、パーティを組むのも厳しい。

イメージ悪いからな。

「ほんだらこうしようや、6ヶ月で別の職業身につけるってのは?」

「そうやな」


6ヵ月後


「何でお前フィッシャー(漁師)やねん!」シ

「お前こそファーマーって何やねん!畑耕す冒険者が何処におんねん!!」カ


つりざおくわを持った二人がケンカをしていた。

どちらも冒険者レベルに加算されない職業をチョイスしてきたようだ。

「また6ヵ月後や!こんどはちゃんとやれよ!」カ

「それはこっちのセリフじゃ!!」シ




6ヵ月後

「何でレンジャーやねん、お前シーフやから弓矢使えるやろ!」カ

「お前こそ何セージ(学者)なっとんねん!! 草の名前わかって何が嬉しいねん!」シ

「アホか!薬草見つけたらラッキーやないか!」カ

「お前こそアホじゃ!レンジャーはテント張るんがうまいんじゃ!」シ



全く計画性のない二人

「どーする?」

シンゴはカイザーに尋ねる。

「戦闘はシーフ、アッサシンの能力でこなせる訳やし・・・あと必要なんは魔法やな」

「魔法か、しばらく時間がかかりそうだな」

「しゃーないやろ、1年でお互いできるだけレベルアップしようや」

「そうやな、じゃあ1年後の今日、またここで」

「ああ」

そう言って二人は別れた。

1年後の衝撃を知らずに。