振り下ろした剣の勢いが強く、剣に振り回されて転んだしもる。
転んだのはゴブリンの群れのど真ん中だった。

「やめろやー!やめろやー!」し

「おいおい、ゴブリンにボッコボコにされてんぞ」カ

「ウンディーネの保護かけてなかったらゴブリンに殺されてたな」シ

「お前ら、今止めへんかったら俺が起き上がったら瞬殺やぞ!」し

「うわー、イタい台詞やなー」シ

「もうちょっと見たいくらいや」カ

「ホンマや」ぐ

みんなの意見がなぜか揃ってしまったのでしもる語録を聞くことに。

「お前ら、今止めたら助けたる」

「俺が起き上がったらこのブロードソードが唸りをあげるぞ」

等、様々な負け台詞を吐いていた。

「ブロードソード転がって向こうに行ってるのに?」カ

「そろそろ行くか?」シ

「そやな」カ

三人は一斉に走り出す。

「死ねやぁ」

カイザーのバトルアックスは一撃でゴブリンを真っ二つにした。

シンゴもぐっちも一人2体を相手にする。

3分で片付いた。

「おい、しもるは?」シ

「のびてる」ぐ

「しゃーないな、シンゴ回復させたれ」カ

「お前もできるやんけ! さらにお前のほうが近いやないか!」シ

「俺?もう疲れたわ」カ

仕方なく回復させるシンゴ。

「は!」

しもるが起き上がった。

「くそー、あいつら俺の恐ろしさに逃げやがったか!」し

「おいシンゴ、殺せ」カ

「そやな」シ

「俺が起きたらあいつら瞬殺やったのになー、皆に見せたかったで〜」し

「嫌になるほど見たよ」ぐ

お前の負けっぷりをな。

こうして初戦闘は終わった。

ゴブリン程度経験地の加算にもなりやしねぇ。

なのにしもるの負けっぷりと言ったら。

「ホンマやねんて、アレ当たってたら凄かってんって!」し

「寝言は死んでから言え」シ

「第一なんで一人で突撃したんじゃ!」カ

「え?目立ちたかってん」し

「死ね、死んでしまえ」シ

「えー、ほら皆地味やん?せめて俺だけでも華になろうかと思ってな」し

「ぱーっと死んだらよかったのに」ぐ

青あざだらけのしもると、無傷の三人。

笑いながらの旅は続く。


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