「まぁこっちとしてはすごい助かるんだがな」
冒険者ギルドも高レベルのヤツが居たら、それだけやばい仕事が請け負えるので儲かる。
冒険者は仕事にあぶれない。
そう言った好循環があるのでギルドも嬉しいわけだ。
「じゃあこんなのはどうだ?」
親父の手渡した手紙はイタミのカルト教団壊滅依頼だった。
「結構レベル高くないと無理だけどやってみるか?」
「報酬は?」シ
「イタミから200万が出る」
「結構美味しいな、やるか」カ
「ちょちょちょっと、市から200万出るって結構ヤバいんちゃうん!」ぐ
「ん?ヤバイやろな」カ
「大丈夫か?」ぐ
「ぐっちまでは大丈夫と思うな」シ
親父を含む4人の目線の先にはやはりしもるがいた。
「俺か、俺を疑ってんのか?レベル1万の俺様を」
しもるのお子様全開の発言が出たところで皆は
「ああ、こいつなら死んでもいいか」
の様なあきらめムードが漂い、その仕事を請けることにした。
「注意点は?」シ
「明日、その宗教の祭りがあるらしい、そこで壊滅させてくれ」
「壊滅でいいんだな」カ
「ああ」
「逃走者数は何人まで可能だ?」シ
「下の層の信者は殺さなくて良い、上の連中だけ頼む」
「了解」カ
ギルドを出る。
「200万はおいしいな、さすが首都やで」カ
「確かに、ここだけはしもるの言うことを聞いといてよかったな」シ
「そうそう、俺をあがめろあがめろ」し
「はいはい、最高最高、たとえレベルが1で死ぬほど使いモンにならんでもここだけは褒めたる褒めたる」シ
「全然ホメてへんやん」ぐ
「まあエエがな、宿行こ。 おい銀行係、金出せ」カ
「ああそうか」し
可愛そうなしもる。
彼の財布の中から4人の宿代は支払われた。
ま、本人気づいてないし いいよな。
こうして明日の初めてのミッションに向けて英気を養うのであった。
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