「いったい何匹おるねん!」ぐ
油の効果も切れそうになってきた時、ぐっちは叫んだ。
小さな小屋だったはずなのにどんどん出てくる。
「なんやアイツ!!」
しもるが絶叫する。
中州に頭が三つある犬が現れた。
「ケ・・・ケルベロス」ぐ
「ケルベロスって地獄の門番やん!勝てるわけないやん!」し
「そうは言ってもあいつやる気超満々やし!」ぐ
「何とかしろぐっち!いつもの小汚い作戦出せ!」し
「小汚いとは何じゃーー!!」ぐ
そうこうしてる間にもケルベロスは迫ってくる。
「一か八かやるしかないか」し
しもるは剣を寝かせ構えた。
「地獄の業火で慣れてるだろうが仕方がない、火の精霊よ!炎の矢となれ!!」
ほんの少しは効いているものの、全く意に介せず泳いでくる地獄の番犬。
とうとうこちらに上陸した。
「畜生」
ぐっちも武器を手に取り斬りかかる。
三つも頭があるのでいろんな方向に攻撃してくるケルベロス。
ぬおおお!
グルルルルル。
壮絶な戦いだ。
ぐっち、しもるとも良くしのいでいる。
「くそケルベロスが!これでも食らえええ!!」
走りこんで突撃するしもる。
「うおおおおお!ととっとっと」
石に躓き、こけそうになるしもる。
どすん。
とうとうコケてしまった。
ギャイン
それと同時にケルベロスは完全に停止した。
なんとしもるのコケた所にケルベロスが居て、偶然にも急所に剣が刺さってしまったのだ。
「やったーー経験値がっぽがっぽ〜〜ぉ」
しもるは奇跡に小躍りしている。
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