「と言う事は・・・ウィザードか!」ぐ

「邪魔するな、互いに殺しあってろ 『精神の精霊、彼の者たちを困惑させよ』」

魔法使いはそう言ってコンフュージョンを唱えた。
周りが霧に包まれる。

「しもる、レジストしろ!」



ぐっちはそう叫ぶが、精神力がほとんど無いしもるにレジストなど到底無理な注文だ。

魔法使いの希望するように敵も味方も分からなどころか自分以外みんな敵と思うくらいに完璧に混乱してしまった。


「ぬあああああ!」

しもるは剣を振り回し、そこらうち中を駆け回っている。

「くそぅ、ディスペルマジック(魔法解除)はまだ唱えられんし・・・しもる!俺や!ぐっちや!!」ぐ

当然のように届かない叫び。

「しねぇぇぇぇ!」

しもるは偶然にもイフリートにかかっている魔法の鎖を切り裂いた。
まぁイフリートも一緒には斬ってしまったが。

「なにぃ!貴様ふざけおって」
魔法使いはしもるにターゲットを絞る。

「万能なるマナよ、彼の者に宿りし血液を凍てつかせよ」

一瞬で死に至らせることの出来るソーサラー高等魔法フリーズブラッドをしもるに唱えた。

「しもるーーー!」
下位魔法ですらレジスト出来なかったあいつだ。
ぐっちは相方の死を覚悟し絶叫した。

びしいいいい!

魔法が弾ける。

しもるはレジスト、いや完全に魔法を打ち消して魔法使いに向い、飛び、そして剣を振り下ろした。

ぎぃぃぃん!

魔法壁でしもるが空中で静止している。
それでもしもるは剣を振り下ろそうと渾身の力を振り絞っている。

「・・・あいつ、混乱してるほうが圧倒的に強いやないか」ぐ