住民がイノシシを狩るための罠の落とし穴にはまってしまった様だ。

ロープでしもるの遺体を回収し、アマの教会で復活させた。

復活料金はしもるのレベルが上がっている為、7万円にアップしていた。

「サンキューぐっち、いや〜、頭割れるかと思うくらい痛かったわ〜







割れたから死んでるんだ。




どうやら死者にはその辺の自覚がないらしい。


その後二人はギルドに行き、報告する。

「へ〜、炎の王がねぇ、ごくろうさん」

46万を受け取り、7万円を引いて二人で分けた。


ミッションが終わったので


しもるのレベルが
9→11に

ぐっちのレベルが
17→20


に各々上がった。



「仲間の二人帰ってきた?」ぐ

「ああ、帰ってきてるよ、宿にいるってさ」

二人は宿に向かった。




「久しぶりやんけ」

カイザーが言うのも無理はない。

かれこれ1週間は経っている。

「で、レベルは上がったんか?」シ

「さっき見てもらったら俺が20、しもるが11だって」ぐ

「まあマシかな?」シ

「で、誰か死んだ?」カ

「しもるが二回」ぐ

「二回も!」シ

「違うねん、アレは事故やねんって!」し

まあ二回目は事故かもしれんが。

「で、復活料金は?」カ

「1回目が6万で2回目が7万」ぐ

「金かかるな〜」シ


「・・・」

カイザーが黙りこくっている。



「どーした?」シ

「計13万、座ってても入ってくるんか」カ

「え?何が」シ

「俺、レベル上げをプリーストに絞るわ」カ

「はぁ」シ

「神官で終わりじゃなく、上の司祭目指すわ」カ

「お前、司祭になるの結構厳しいのにか?」シ

「ああ」カ

復活は金が稼げる


カイザーはそう認識したようだ。



回復だけなら神官でも問題はない。

体力回復だろうが毒消しだろうが麻痺回復だろうがレベルが上がれば覚えることができるのである。

しかし神官には神から死者の蘇生の力を与えられない。

神に認められ、司祭になってやっと覚えることのできる魔法。
それが死者蘇生の魔法である。



以降カイザーはレベル上げに勤しむようになる。



司祭になる為に




ただ、人を救いたい








もとい









ただ、金の為に






「ぐっち、レベルが20になったんなら新しい魔法覚えられるんじゃね?」シ

「そーかも、じゃあシャーマンギルドで修行してくるわ」ぐ

「どのくらいかかる?」シ

「1ヶ月くらいで何とかしてくる」ぐ

そう言ってぐっちはしばらくパーティーを離れた。

「ソーサラーもシャーマンも大変やな、魔法覚えるたびに鍛えなあかんもんな」シ

「ホンマやで、俺らは神さんからパーっと啓示貰って、パーっとすぐ使えるもんな」カ

「エエ職業についたもんやで」シ

「ホンマやでイヒッヒ」カ

「イッヒッヒ」シ

再び汚い笑いあいをするシンゴとカイザー。


本当に神に仕えるものなのかは怪しいものだ。