第十二章
不毛な・・・
シンゴと別れた次の日、町の広場
「とりあえずお前らのレベル上げなあかんな〜」カ
「そうやな、特にしもるが」ぐ
「いやいやいやいや、十分強いって。この前もケルベロス一人で倒したし。あ〜、もっと強い敵と戦いたいわ〜」し
「あれはたまたまやないか!俺は上位精霊2体と契約してるからええねんけど、お前は死ぬ以外能がないやないか!」ぐ
「死ぬ以外にも能あるっちゅーねん!それに俺が倒した(らしい)敵から奪った炎の剣もあるやんけ!」しも
・・・死ぬのはいつから能力の1つに数えられるようになったんだろうか。
「お前完全に混乱しとったやんけ!」ぐ
「フリやフリ、混乱してたように見せてただけやって!」しも
「なにがフリや!完全にイカれとったやないか!」ぐ
「なんやねん、ぐっちかて上位精霊を自分1人やったら契約出来へんかったやんけ〜、大方一体の召還も数分しか出来へんねんやろ〜?」しも
「俺は本気になったら何時間でも3体でも4体でも召喚できるわ!相手のレベルが低すぎてまだ本気になってないだけや!」ぐ
「ほうほう、1体だけでもかなりの上級者じゃないと召喚できへんのに、それを3体も4体も召喚できるとはね〜。なら今すぐここにどかーんと呼んでみてや」しも
「おう、やったるわ!とりあえず2体同時に召還したるからな、待っとけよ〜。風の王ジンよ、火の王イフリートよ、我ぐっちの名の下、契約に従い、我が前に出でよ!」ぐ
心なしか、ぐっちの膝がガクガクしている。
しかも半分白目をむいている。
呼び出す前に精神力が足りず気絶寸前なのは、誰の目にも明らかである。
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