第十六章

囚われのダンジョン?



昨晩、しもるの金で豪遊した次の日の朝

「おい、どこで寝とんねん、邪魔じゃ!」

カイザーは、気絶して床に転がっているぐっちを容赦なく蹴り転がしている。

「あれ、晩ご飯まだ食べてへんねんけど・・。」ぐ

「なに寝ぼけてんねん、もう朝やないか!朝飯も終わったわ!さぁお前らの稽古つけたるから支度せえや」カ

「そうやでぐっち、朝ご飯もう食べ終わったで〜。」し

「はぁ?じゃあ俺、朝ごはんも食べてへんの?」ぐ

「いや、起こしても起きへんかったから・・」し

「?て言うか、しもるお前ホンマに起こしたったんか?俺は昨日、お前に朝ぐっち起こして一緒に飯行けって言うたよな」カ

「も、も、も、もちろん起こしたって!、そう言うカイザーかって、俺らをほったらかして先に食べてたやんか〜」し

「いやほれ、お前ら仲良いやろ?一緒に食べに行くんちゃうかな〜っていう、俺の優しい優しい親心やないか!」カ

「いや、別にそんなに仲良くないし、っていうか俺完全に忘れられキャラになってんのとちゃう?」ぐ

「そんなことないってぐっち!完全な気絶キャラやって!」し

「ドアホ!そんな事どうでもええから、行くぞ!」カ

「俺のご飯・・・」ぐ

「しみったれたこというな、途中で買うたらええやないか!しもるは金出せや」カ

「なんで俺が出さなあかんのん?」し

「一緒に飯に行かんかった罰や、しゅっぱ〜つ」カ

「ひ〜、待って〜」し

「あ〜あ、ご飯が・・・」ぐ



途中、しもるの金でぐっちの朝飯(とカイザーの必要な物、まぁ他人にはおもちゃに見えるモノ)を買い、とある洞窟前にたどり着いた。

「ここはなぁ、お前らみたいな超初心者にはもってこいな洞窟や、中におんのは、そんなたいしたモンスターおらん(はずや)から安心せえや。道も大体まっすぐで分かれ道少ないし迷わへん(と思う)わ。この洞窟の一番奥に俺が宝箱おいといたから、その中身を持って帰ってきたら合格や」カ

「え?カイザー行かへんの?」し

「俺もこんなヤツと二人っきりは嫌やで。足ひっぱられんの嫌やし」ぐ

「誰が足ひっぱんねん!引っ張るんはぐっちやろ!」し

「き〜!言ったわね〜!」ぐ

「うっさいねん!ぐずぐずせんとさっさと行け!」カ

と言うなり、カイザーは二人を洞窟に投げ込んで入り口を封印してしまった。

「ちょ、どないして出たらええねん!」ぐ

「あぁ、宝箱の中身持ってここに来たら封印がとけるようになってるから大丈夫や。なんかあったらこれで連絡せえや。」カ

と言って外からカイザーはアイテムを投げ込んだ。どうやら外から洞窟内へは入れるらしい。

「それはな、携帯テレフォンっていうマジックアイテムや、お前ら一人前に念話できへんからその補助アイテムや。このアイテムをもってる者同士やったら会話できるから、なにかあったら連絡してこいや」カ

「へ〜、すごいものがあるんやね〜。こんなんあるんやったら、昨日念話の特訓しなくてもよかったんちゃうん?」し

「やかましいわ!さっさと行け〜!殺すぞ!」カ

というが早いか人間の頭大の岩が時速100`以上のスピードで飛んできた。

「ひ〜」ぐ、し

二人は洞窟の奥に走りさっていった。

「さて、俺もぼちぼち人をぱーーっと復活させたいよな〜、修行せなあかんな〜、どこで練習しよっかな。」カ

カイザーはゆっくり歩き出した。