ぐっち・しもる組


「このドア開かへんわ」

ドアの前でたたずむしもる。
鍵穴も無いのにドアがロックされているようだ。

「あれ?しもるおらへんやん、しゃーないか『風の精霊よ、我に追い風を』」



しかしぐっちは下位精霊のシルフを出せば良いのに精霊王を召還してしまった。


ごおおおおお!

吹き荒れる突風

「あれ〜〜〜〜〜」

「おお、ぐっち速いな!俺も連れてって〜〜」

「ヤメテトメテーーーー!」

ごおおおおおおおん!!!

ぐっちは奥の扉に強打した。




ぐっち気絶。


頭からは激しく血を吹いている。



しかしロックされていた扉には良い感じでひびが入った。



しもるはぐっちを踏み越えてひびわれて壊れた門を開く。

「いや〜、案外楽勝やったな、ぐっち〜。さて、問題の宝箱はどこかな〜?」し

しもるは、さらに奥の部屋に進んで行った。

そこは更に大きい部屋だった。

部屋に入ったとたん後ろの門が閉まった。

「!!」し

いつのまにかひびわれた門も修復されている。

「ひょぇ〜、ぐっち〜早く起きて助けてーー!」

しもるは恥ずかしげも無く、ぐっちに助けを求めたが、ぐっちは相変わらず気絶中だった。

「こんのクソ役立たずが〜〜〜!もう1回ぶつかれ!」し

しもるはさっきとは打って変わってぐっちをけなしながら門を蹴ったりたたいたりしているが、門はびくともしない。高度な魔法がかかっているようだ。

「グゥゴゴゴ・・・」

しもるの後ろで怪しげな声がした。

しもるは我に返って恐る恐る振り返った。

「も、もしかしてあれはキマイラ!さっきまで気配もしなかったのに・・・。無理無理無理〜〜」し

どうやらしもるが騒いでいるので眠りを妨げられたようだ。

明らかに不機嫌なうなり声をあげている。

「ゴメンナサ〜イ、ボクタチ、トモダ〜チ」し

しもるは到底かなわないと悟って、相手の機嫌を損ねないように友好的に手を広げて笑顔で近づいていった。

ゴウッ!!

キマイラは顔の一つが口から火を吹いた。

「アッチーー!、やばいやばいやばいって〜〜」

キマイラはとても非友好的な答えを出した。

「ひょ〜〜、コイツやる気やな。こうなったらカイザーに助けてもらお」し

しもるは携帯テレフォンでコールした。

「なんや!?」カ

「カイザーさ〜ん。助けて〜〜。キマイラが〜〜」し

「ドあほゥ!!キマイラごときでコールすんな!逃げてもうたやないか!このボケ!!」カ

「??逃げる?何が?そんなことより助けて〜〜」し

「?!そんなこと?今、お前そんなこと言うたな?!俺がどんなに苦労してここまでやってきた思うとんねん?俺の苦労に比べたらキマイラごときお前らなみのカスじゃ!そんなしょうもないことでかけてくんな!!あ〜あ、大物やったのに・・」カ


ブツッ!ツーツー・・

「ひ〜、また切られたっすよ〜〜」し

しもるは必死に逃げ回りながら、さらにコールした。

「お客様のおかけになられた番号は、電源が入っていないか、通話の出来ない・・・」

「電源切られた〜〜」し

カイザーは電源を切ってしまっていた。