「ん?まだ生きとったんか?」 ヤギ
「え〜?誰〜?なんかおんの?」ライ、ヘビ
「お前らホンマに寝起き悪いな〜。覚えてへんのかいな。そんなんで攻撃されたこの子らかわいそうやで。自分ら侵入者やんな?」ヤギ
「は、は、はい!私どもはチンケな侵入者でございます。この奥にあるといわれたモノをとってくるように無理やり命令されまして・・。いや、私ども断固、断ったのですが、すると家族を人質にとられまして・・」ぐ
「あぁ・・、家には年老いて動けない両親と病弱な妻、腹をすかせて帰りを待っている3人の子供が・・。」し
「あーそう、でも侵入者やし可哀想やけどお前らにはとりあえず死んでもらうわ。それがここを守ってる俺らの盟約やし。」ライ
「我が盟友、カイザーの名の下に、さよ〜なら〜〜」ヘビ
「そ、そ、そのカイザーに命令されたんっすよ〜〜。」し
「はぁ??」ライ、ヘビ、ヤギ
「いや、だからそのカイザーに無理やり・・」ぐ
「え〜?カイザーってそこまであくどいことするか?」ヘビ
「いや〜、彼ならこれぐらい平気でやるで」ヤギ
「そ〜やな〜、そういえばあの時もこの時も、あ、あれもそうやで」ライ
「納得納得」ヘビ、ヤギ
「ま、カイザーの命令やったら殺さんといてもええやろ」ヘビ
「で、何するように言われたん?」ライ
「はい、この洞窟の一番奥にある宝箱を取ってこいと・・」ぐ
「おい、宝箱ってアレのことか?」 ヤギ
「ああ、多分あれやで。この前完成したから預かっといてって言われたヤツ」ヘビ
「あ〜、あれか、でもあれどれぐらい前に持ってきたっけ?かなり前やで」ライ
「そうやな〜、全然取りに来ないから俺、カイザーがもう忘れてる思って捨ててもうたで」 ヤギ
「おい、それはあかんやろ!勝手に捨てたら」ヘビ
「いや〜、面目ない。まさか覚えてるとは・・」ヤギ
「いや、多分気紛れで思い出したんやで」ライ
「それは間違いない」ヘビ、ヤギ
「で、どうする?自分らの言ってる宝箱もうないわ」ライ
「それがなかったら私どもこの洞窟から出られません。なんとかなりませんか?」ぐ
「はぁ?入口やったら簡単に出入りできるやろ?」ヤギ
「まさか、封印したんちゃうか?それやったら出られへんで」ライ
「あぁ、カイザーと戦ったときにやられたアレか」ヘビ
「あれやったら無理やな。あんな術式みたことないもん」ヤギ
「ということは、宝箱が鍵なんやろなぁ」ヘビ
「ホンマごめん。でも本人に頼んだらええやん」ヤギ
「自分らカイザーと連絡とれるもんないの?」ライ
「あ、あるっす!この携帯テレフォンが・・って圏外やないか!」し
「あ〜あ、さっきの戦闘で誰かさんがメチャクチャするからこの洞窟の中の魔力波がズタズタやねんで〜」ヤギ
「しゃ〜ないな、後はカイザーが異常を気づいてくれるのを待つだけや」ヘビ
「気づくか?」ヤギ
「ビミョーやな〜。あ、でもそろそろこの奥で育ててるやつができる頃やで」ライ
「あ、そっか。なら希望はあるぞ、自分ら。良かったな」ヤギ
「本当でございますか!」ぐ
「おお、3年以内には来るやろ」ヘビ
「長すぎ!」し
「ところでこの奥ってなにがあるんですか?」ぐ
「ん? まぁカイザーの知り合いやったら見せてもええやろ。ついて来な」ライ
キマイラは部屋の真ん中で呪文を唱えだした。
次