一瞬のうちに部屋の風景が変わり、ピカピカと明るく輝きだした。それもそのはず、



ようこそ!!カイザーの自家栽培農園へ!


とかかれた巨大なネオン管が目の前にあった。

「なんや、これは!」ぐ

「カイザーってこんな趣味があったんっすね〜。あ、あそこにおいしそうな山菜あるやん!。何々?学名ハシリドコロ?何でもええわ、おなか減ったところやし。いただきま〜す。」し

「あ、人間が食べたら!あ〜あ、遅かったか・・」ライ

ガクガクガクッ

見るとしもるは嘔吐しながら痙攣している。

「ここはカイザーさんの趣味と実益を兼ねた毒薬研究所なんで、人間には全部毒草やで」ヘビ

「素晴らしい!」ぐ

ぐっちは、一口食べただけで瀕死のしもるを見てうっとりしている。

「ということは、あれもこれもそれもみんな毒草なんやね?素晴らしいぃぃぃ!」ぐ

ガクガクガクッ

「まぁ、貴重な品種もあるから俺らが守ってんねんけどな」ライ

「カイザーが仕事楽にするために一発で殺せるように品種改良されてるから全部強力でっせ〜。一口食べただけで・・・」

ガクガクガクッ

キマイラの目線にはしもるがいた。

「え?じゃあ、この前カイザーからもらった薬もこっから作ったんかな?道理で強力なハズやな。あ、これはヒガンバナやないの?」ぐ

「おお、ようわかったな。ノビルと間違うヤツが多いねんけどな。」ライ

「この前カイザーさんが持ってったのは、イチイにタカトウダイにツルシキミ、トリカブト、ボタンヅルぐらいやったかな?まぁ、どういう配合率かは知らんが、できあがった時に完璧やって言ってたな〜」ヘビ

「ふんふん、メモしとこ。」ぐ

「ガクガクガクッ、ドサッ」し

「なんか、自分のツレやばそうやないか?」ヤギ

「?あ、忘れてたぁ〜〜!おい、しもるしっかりせい!キマイラさん、解毒薬はないのん?」ぐ

「あるわけ無いやん、毒の横に解毒剤置いとく親切なヤツおるか?」ヤギ

「しもる〜〜!」ぐ




しもる

職業 ナイト



死因


服毒死



「はい、1名様死亡〜〜。」ライ

「半分お前のせいやと思うで」ヘビ

「え?そうなん?まぁ、死んだもんはしゃ〜ない。畑の肥やしにでもなるやろ」ライ

「お、そりゃええ考えや、ほんならポ〜〜イっと」ヘビ

「でもカイザーさんの知り合いやったな、忘れとった。自分連れて帰って復活させたって」ライ

「でも、あの〜ここから出られないんですけど・・。」ぐ

「あぁ、そうやったな。カイザーと念話するからちょっと待っとき。」ヤギ

「できるんやったら。ならもっと早く言って・・」ぐ

(あ、カイザーさん?今ここに凄まじく変な格好したヤツと、あっさり死んだ子おんねんけど?)キマ

(おお、やっとたどりついたんか。で、死因は?)カ

(毒草をおいしそうに食べてた)キマ

(何?勝手に俺の農園を荒らした罰や。死んで当然や。暫く死んどってええわ。)カ

(畑の肥やしにしとく?)キマ

(いや、そんなクズかえって畑が腐ってまうからやめといて。ところで俺、宝箱とか預けてへんかったっけ?)カ

(ごめん、ずーーーーっと取りにこーへんからこの間燃えないゴミの日に出してしもーてん、でもアレ、腐った匂いしてたで?何はいってたん?)キマ

(あ、ホンマ?ゴメンな。何が入ってたっけな〜。ま、覚えてへんって事は大したもんやないやろ。封印解くから入口まで連れてきたって。)カ

(はいよ〜〜)キマ

「ということで、自分らをカイザーさんのとこまで連れてったるわ。とりあえず背中乗り〜や」キマ



バサッ・・。

キマイラは優雅にカイザーのもとへ飛び始めた。