第17章

彷徨える魂達へのレクイエム



カイザーたちが帰ってきた翌日、いつもの『モンゴリアンチョップ』に集まる四人。


「で、レベルは上がったんか?」
シンゴがたずねる。


「俺が3上がってぐっちが1上がったで」しも


「まあまあ上がった方かな」シ


「俺はフィッシャー8も上がったわ」


「お前はアホか!冒険者レベルに加算されん一般技能上げて何がうれしいんじゃ!!」


「お前こそアホじゃ!俺、沼の主釣り上げてんぞ!このまま行ったら川さえあればどこ行ってもメシの心配いらんねんぞ!」


「魚なんか釣らんでもしもるの財布あったら生きていけるやろーが!せめてセージ上げとけ!」


しもるの財布化はとどまるところを知らない。


この辺で4人の総レベルを記しておこう。

シンゴ
シーフレベル 68プリーストは 35 ファーマー 6 レンジャー 4
その為冒険者レベルは68
変わらず

カイザー
アッサシン 64プリーストは 36 フィッシャー 14 セージ 3
冒険者レベルは64
変わらず

しもる
ナイト 17
冒険者レベルは17

ぐっち
シャーマン 23
冒険者レベルは23

正直そんなに変わってない。


「まぁレベルはええわ、せめて戦い方分かったんか?しもる」シ


「当たり前やんか〜、キマイラすら倒した俺様に聞くセリフと違うで」し


「マジで?」シ


「どっちがやったかは知らんけど一瞬オトしたのは事実らしいわ」カ


「へ〜、ほんだら今度の冒険の先頭歩くのはしもるに任せようや」シ


「おっ?おっ?おっ?疑ってんのかなこの愚者どもが??任せとけ任せとけ、ヒーローに任せとけ」し


「ちゅー訳で大将、ヤバめの仕事ある?」シ


「この馬鹿が瞬殺されるようなヤツな」カ


「瞬殺かどうかは分からんけど、これはヤバいぞ」


そう言って出してきたのは『危険』の判の押してある事案だった。


「実は自分達に行けるか?って聞いて断られたやつな、2パーティーに行って貰ったんだけど帰ってこないんだわ」


「へーどれどれ」ぐ


「なんやぐっち居たんか、小説やねんから声出さなわからへんで」シ


「そうやそうや、変なスタイルで目立つ思たって無理な話やで(とくにコンパの時)」カ


「うるさい!」


カブト山ミノタウロス事件と書いてある紙を受け取る。


「どう言う事?」シ


「どうもカブト山にミノタウロスが大量発生してるらしいんだ、それに伴って辺りで誘拐事件も多発してる。住民はミノタウロスが連れて行ったといっているって訳だ、ミノタウロスの発生源の特定で20万、その問題解決で+50万、全滅させたら+100万と言った感じで国と地元から賞金が出てる」


「170万ならおいしいな」カ


「でも何で皆帰って来ないんだろ?発生源の特定で20貰えるんなら帰ってくるだろ」ぐ


「そこなんだ、2組目は結構優秀なパーティに頼んだんだけどそれでも」


「ま、ウチにはキマイラ様を軽〜くイワしたしもる様がおるんや、さくーっと参りますか」シ


「そうそう、キマイラよりもレベル落ちるし何匹お手も楽勝楽勝、な、しもる」カ


「当たり前やって!俺様最強〜〜」し




心の中では名も知らぬ神にまで加護を祈っているしもるであった。