第18章
暴走と封印と


「次だけど急ぎでいけるかな?」


最近はギルドも丁寧になったもんだ。
実力さえ付けば認められる世界だからな。

前回のミノタウロス事件を解決してギルドに帰ってきた俺たち。
犯人逮捕(殺害?)で事件解決のオマケつきだから国も+30万してくれて200万ゲットした。
で、帰ってくるなりこれである。


「内容は?」シ


「オオサカで墓荒らしが多発出してるらしいんだ、イコマではアンデットが多発してるし、国は関連があると見てるんだが、3組パーティーが帰ってこない」


「またヤバい仕事やなー」ぐ


「報酬は450と言いたいところだが500万出す」


「お、プラス分はギルド負担かい?」シ


「これこなせばギルドの格も上がるからな、頼むよ」


「俺たちも評価されてるもんだね〜、ま、いつも世話になってるしな、受けるわ」カ


「400万出るんやったらやぱりヤバい仕事なんかな?」ぐ


「たぶんな、ギルドだって簡単な仕事なら他の連中に頼るだろうさ、+α分が出るってことはどうしても俺らにやって欲しかったんだろうよ、そらアンデットやらゾンビやらお化けやら山ほど出るんと違うか?」シ


「ちょちょちょ、ちょっと待って!俺腹痛なってきた!今回休みたい!」


いきなり訳のわからないことを言うしもる。


「はぁ?ハラ痛いんか?しゃーない、特別にオレがキュアーウーンズで治したろ」

珍しく優しいカイザー。


「いや、アカンねん、それではなおらへんねん!ゆっくり宿で寝たら絶対治るから!な、な」


「ほんだら一回死んで復活させたら腹痛も治まるやろ」

メイスを高々と掲げるシンゴ。


「アカンって!死んでもなおらへんって!!」


「お前、お化け怖いんやろ」
シンゴが言う。


「こここここ、怖ないわ!怖ないけど行かれへんねん!」


「もう一回だけ聞いてやる、正直に言えば置いていったる、怖くなければ腹が痛かろうが吐血しようが足が一本もがれてようが連れて行く」シ


「まぁどんな役立たずでも最悪おとりにくらいはなるしな」カ








「怖いですぅ!死ぬほど怖いんですぅ」




「エエ年した大人が泣くな!」ぐ


「お化けいやーーー!お化けこわいいいいいい!!」


「はぁ、情けないなぁ、どうする?シンゴ」カ


「大将、この2人でいける仕事何かある?」シ


「それが丁度あるんだよ、ぐっちに行って貰いたい案件が、最近ニシヨドあたりでずーっと地震なんだって、精霊使いに聞いたらノームの仕業か何かだと思うって答えがあいまいだし・・・」


「ぐっち、悪いけどしもると2人でそれ行ってくれ、オレらは500万のヤツ行くわ」シ


「え?大丈夫なん?」ぐ


「大将、別のギルドメンバーをバイトで使うぞ、良いか?」シ


「バイトなら仕方ないだろ、やってくれ」

と言う訳で再度二パーティに別れた。

ぐっちとしもるはニシヨドに向かって行った。


「あのボケ、何が腹イタイや、小躍りしとるやないか」カ


「しゃーないやろ、役立たず連れて行っても」シ


「で、お前誰か連れて行くアテあるんか?」シ


「ああ、あるよ、お前の方は?」シ


殺し屋しかおらん」カ


「聞いた俺が悪かったよ」シ

盗賊と違い、暗殺者はまさに闇の職業で、外に友達、家族を作らない。
連れ去られたら弱みになるからだ。


「で、誰やねん」カ


「おお、ここや」


シンゴのいつもの店『お兄ちゃんちょっとジャンプしてみ?』に着く。


「おい、ヒマか」
シンゴは大男に聞いた。


「ワシいつでもヒマじゃ」
大男は満面の笑みでこちらを向く。


「一緒に行くか?アンデットぶっ壊しに」


「ええな、行こか」


「ごっつい男やな〜、俺はカイザー、で、自分名前は?」


「オレか?通り名はばあさあかあっちゅーねん、シンゴのツレか?」


「ああ、一緒に冒険してる1人や、仲良く頼むわ」シ


「大歓迎じゃ」ば


「で、三人で行くんか?」カ


「おお、旅人は?」シ


「なんかアイツ、アンデットの魔法に関係するもん取ってくるって行ってみろん連れてオカヤマ行ったわ」ば


「・・・アイツが犯人とちがうやろーな」シ


今回の依頼内容をばあさあかあに話す。


「アイツと違うわ、だってまだスケルトンも出せへんもん、それにおとといまで俺と一緒におったし」ば


「で、何でお前行かんかったん?オカヤマに」シ


「ん?コンパ行ってたから」ば


「・・・なるほどな」シ


「アホ!コンパやったら俺呼べや!」カ


「そん時お前知らんやないか!」ば

なかなか息は合いそうだ。


「で、どうする?三人で行くか?」カ


「まああと1人くらいいるやろ、な?」ば


「そーやな、また連れて行くか」シ