ばあさあかあとカイザーがそう言ったとたんにシンゴがワイトキングに向かって動き出した。

ゾンビの魔法使いの魔法を異ともせずに。


「やってええ事と悪い事、あったんやけどなぁ、お前のやったことは間違いなく後者やなぁ」

ワイトキングが後ずさる。


「その悪行、永遠の死すら生ぬるい!」

ワイトキングは逃げ出した。


「灰すら残ると思うな!貴様のすべて焼き尽くしてくれるわ!」

手当たり次第に炎を放つシンゴ。


その内の一撃がワイトキングに命中し、ワイトキングは消滅した。


「あいつ敵さんに当たったのも気づいてないんか」


「あんな火に当たったら確実に焼け死ぬわ!」

カイザーが身を隠しながら言う。


「魔法のモノとはとは違う炎ですね、本人の言うとおり当たれば灰も残らないでしょう」


「オタクのにーちゃんよ、のんきな事ゆーとる場合や無いで、アイツ止めなあかんのに!」


「よっしゃ、俺がアレを封印したる」


「出来るんか?」


「とりあえずは出来る、ただあんなに暴れてたら無理や、あいつの前に行って封印せなアカンからな!」


「よし、俺が後ろから羽交い絞めにして止めたろ!」


「あいつの所に行くまでに焼かれるかも知れんぞ、ばあさあかあ」


「それはお前も一緒やろ、お前のほうが前行くんやから」


「・・・まあ俺は人殺してでも生き残る性分でな」


「なるほどな、じゃあ行くか」


「魔法で意識をそらせますんでそれでお願いします〜」


「あんまり期待してへんぞ、オタクのにーちゃん」

皆が分散し、さくらの魔法待ちとなった。


「効いたらラッキーだしな、これで行くか・・・『万能なるマナよ、彼者を捕らえし網となれ』」

スパイダーウェブがシンゴに向って飛び出す。


魔法発動と同時に横に逃げるさくら。

魔法の飛んできた方向に炎を放つシンゴ。
さくらに当たるかという所だった。


「よっしゃー!」

さくらのほうをむいた瞬間にばあさあかあが飛び出す。

シンゴを羽交い絞めにする。


「よっしゃ来い!」


その声を聞いてカイザーが現れ、封印に入る。


「なんじゃコイツ!パワーアップしとるやないか!」
怪力を持ってしても振りほどかれそうになるばあさあかあ。


「幸運の神チャ・ザよ、彼を戒めよ、・・・」


「まだかーー!」


「・・・鉄の鎖となり、彼を縛れ!解除の法は・・・」


魔法は発動した。




「やったんか!」

「わからん!」