第19章

生き血を吸うモノ



「でさぁ、大丈夫なん」


「大丈夫もクソもお前がやったんやんけ!」


「そうゆーたってお前、ああしか方法ないやんけ」


「そうだよ、俺なんかもう少しで焼き殺されかけたんだから」


「オタクのにーちゃんはもえが好きなんやろ?燃えてくれてもよかったのに」


「もえの漢字がちがーう!」



アマに向う奇妙な4人パーティ。

昨晩墓をぶっ壊しまくったり、放火したりとむちゃくちゃな戦闘をしたにもかかわらず暢気なもんである。



「じゃあおつかれ〜」

報酬の500万円を4分割し、さきに二人に125万を渡し、4人はアマの街角で別れた。


「さて、ギルドに報告に行くか」 シ


「そうやな、あいつらも待ってるやろーしな」 カ


ギルドに行き、状況を報告。


「おつかれさん、報酬だよ」


ギルドから500万を貰った。


「ウチの二人帰ってきてる?」シ


「ああ、明日にここに来るって言ってたよ」


「そうか〜、お前どうする?」カ


「まだ昼やしな〜、遊びに行って飯食って帰るか」シ


「そうやな」カ


二人で遊びに行って晩飯を食っている時。


「そう言えばお前知ってるか?」カ

酒を飲みながらカイザーが話題を振ってきた。


「何もわからんのに知ってるとは言えんなぁ」シ


「ロッコウに遺跡が見つかったって」カ


「ああ、伝説の剣とか財宝があるとか無いとか言うヤツな。この間聞いたわ、でももう荒らされてるやろ」シ


「それがな、行ったヤツ皆死んでるらしいわ」カ


「は?」シ


「なんでも古代王国時代の宝物庫らしいんやけどな、罠とか呪いとか色々言われてるわ」カ


「で、俺に言うという事は?」シ


「その通り、行きたい訳や」カ


「かーー、悪趣味やのー、何でまた?」シ


「いやな、金は結構入って来たやろ?もうちょっと稼いでやな、将来は商売でも始めようかと思ってな」カ


「ほー、それはそれは」シ


「ほんだらお前、目玉商品とか欲しいやんけ、これからそういうのも見つけたいなと思ってな」カ


「トレジャーハンターか?」カ


「いや、今の冒険者のままやりたいねん、そういう依頼を中心にやりたいなと思ってる」カ


「ほー、まあ俺は仕事あったら何でもするからお前が選んでくれたらええわ」シ


「で、お前将来何やりたいねん」カ


「さあなあ、別にこれと言ってないけどなぁ」シ


「冒険者ギルド立ち上げろや、ニシノミヤあたりで」カ


「儲からんやろ〜」 シ


そんな話をしていた。