さっきのフロアに戻る。
「なんかわかったか?」カ
「多分宝物を持って出ようとしたら何かの呪いが掛かるんやろーな」シ
「ほう、じゃあ適当に持ってみるか」カ
カイザーは金の聖杯を、シンゴは宝石を持って出ようとする。
「構えとけよ」カ
「わかってる、お前もしっかり前見とけよ」シ
カイザーは前向きに、シンゴは後ろ向きになって出口に向う。
「お前の予想通りや」
カイザーは止まった。
「どうした?」
「魔法のバリアが張ってある、出られんな」
「なるほどな、お前一人で解除できるか?」
「俺シーフちゃうしな、お前がやってくれ」
「わかった、ただ多分やけど後ろからなんか飛んでくるからな、しっかり見とけよ」
シンゴは魔法解除を試みる。
「何も来ないな、俺も手伝おうか?」カ
「多分そう皆が思う油断する頃に何かがあるんやろ」
とシンゴが言うが早いか後方から何かが飛んできた。
「来たぞ!」
かいいいいいいん!
ブロードアックスの広い部分でその飛んできたものを止めたカイザー。
「剣やぞ!」カ
剣は再び中を舞い、こちらに先を見せている。
「そういえばさっきの彫刻の所に剣の像もあったな」シ
「こいつが生気を吸い取るみたいな感じやろ〜な」カ
「どうしたもんかな?」シ
「剣を倒すとか考えてなかったな〜」カ
契約により、侵入者を滅する
「何か聞こえたな」カ
「ああ、確実にな」シ
飛んでくる剣を必死に交わす二人。
「ちくしょう!さくら連れてくるんやった!」シ
「このまま逃げてても埒あかんな」カ
「じゃあ宝物捨てて逃げるか?」シ
「俺様がそんな事すると思うか?なんか拾ってきたもんで使えそうなもんあるか?」カ
「じゃあ時間稼げ」
そう言うとシンゴは自分達が見つけてきた宝物をあさりだした。
「これはどないじゃー!」
蜘蛛の糸の魔法が掛かった球を投げる。
当然逃げられる。
「アホ!しっかり狙え!」カ
「何かないかーーぁ」
シンゴのリュックがぼんやりと光っている。
「あ、さっきの珠!」
シンゴが赤い珠を手にした。
そのとたんシンゴに向ってくる剣。
「こっちくんなー!」シ
目の前で静止する剣。
持てとばかりに柄を出してきた。
「コレが解除する鍵かなんかかな?」
剣を見ると柄の部分にくぼみがあり、そこに赤い珠をはめ込んでみた。
契約
そんな声が聞こえ、剣は自分で動く事をやめ、重力に逆らうことなく地に落下した。
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