「おい!皆起きろ!!」

朝方の見張りだったぐっちが皆をたたき起こした。


「何があった!」 シ


「この辺の人、もう皆起きて仕事してる」

テントを出て見てみると、ぐっちの言うように確かに朝5時に畑仕事をしている。


「ああ、この辺の連中の朝は早いからな」

カイザーが支度をしてテントからゆっくり出てきた。


仕方なくこのクソ早くからメシの支度をし、支度を整えて、しもるとカイザーは聞き込みに、ぐっちとシンゴは捜索に当たった。



二時間後


「何か見つかったか?」 シ


「いや何も、いつも通り水の精霊以外は鳴りを潜めてるわ」 ぐ


「俺の方は変な穴がぽこぽこ開いてるのを見つけたくらいやな、カイザーは?」 シ


「ん?毒草が大量に自生してるところは教えてもらったぞ」 カ


「誰がそんなモン調べろって言ったよ、しもるは?」 シ


「えっとな〜、隣の奥さんの噂話が度を越えてるから今度集団訴訟するとか、三軒向こうのじいちゃんはふんどしすら身につけない何かを超越したじいさんやとか、隣の家の池が昼12時に間欠泉みたいに水が吹き上がるから観光客呼べるのがくやしいから夜中に毒入れて逮捕させようと思ってるんやけどいい毒を持ってるヤツ知らんか?って聞かれたりとか、尻字に夢中の無職51歳とかがいたくらいやわ」


「毒販売って俺の出番やないか!なんですぐ呼ばへんねん」 カ


「怒るトコそこ違うわ!」 ぐ


「そうじゃ!集団訴訟になんで俺らを一枚かませへんのや!って怒るべきやろーが!!」 シ


「そこでもないわ!毎度毎度なんやねんアホみたいなことばっかり聞いて!第一毒とか犯罪やろ・・・」ぐ


「ん?どうしたぐっち?自分の顔とファッションセンスが犯罪級に悪い事をやっと自覚して人間らしく恥じてるんか?」 し


「ホンマに殺すぞ!その間欠泉が気になったんじゃ!!」 ぐ


「ああ、やっぱりまだ自覚はしてないわな、手言うか自分でブサメンとは認めにくいもんあ、人間ってやつは」 し


「殺す、マジで殺す、寝てる間に毒盛ってあっさり殺す」 ぐ




正面から正々堂々と行かない、やり口が汚いのはぐっちのお家芸だ。


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