頂上付近になってくると、ゴブリンがたくさん居る。

一応身を隠しながら前に進む。

見つかったらいかにゴブリンとは言え危ない。



巣らしい所の前に来た。

突入する前に作戦を立てる。

「モモさんはとりあえず暴れてください、うきょーさんは補助に回って、回復中心でお願いします、りゅうさんはライトの魔法で明るくしてから攻撃魔法をお願いします」

「まかしといて」>う

「OKっす」>モ

「あばれるよー」>り

いい返事が帰ってきた。

期待できそうだ。



・・・いや、返事だけかもしれねえな。

なんせいましめの手だしな。

ほどほどの期待にしておこう。

皆で巣の中に入る前にインビジビリテイーを自分にかけ、潜入して状況を把握する。

何やら奥で集会を行っている。

今ここを急襲すれば一気にせん滅できる。

戻って皆に報告する。



一気にせん滅させるため、あらかじめりゅうの杖にライトの魔法をかけ、ダッシュでゴブリン達のの所に行く。

気配に気づき、一斉にこちらに向くゴブリン達。

「何匹居るかな」

「ホブゴブリン20、ゴブリン90ってとこですね」

意外なことに、返事はモモから帰ってきた。

「作戦変更、りゅうさん、広域攻撃魔法を!」

「おっけ〜」と、少し考え

「万能なるマナよ、破壊の炎となれ!」と呪文を唱えた。

ゴブリンの中心の上空に炎が出来たかと思うと、とたんに大爆発を起こした。

爆発によって死ぬゴブリン達。

爆発の被害を免れた者にも、灼熱の炎が降り注ぐ。

阿鼻叫喚の世界が目前に広がる。

「すげ・・・」と言うのが精一杯だった。

「あとホブゴブリンが全部とゴブリンが10ほどですね」と、モモが言う。

「あたし、もうだめ〜」

確かにりゅうは精神力値は少なそうだ。

「はい、おつかれさま、じゃあ・・・」

一気に楽になったし、後は野郎だけで行けるぜ!

「よし、突撃だ!、りゅうさんは後ろで隠れてて」

と言い、男三人でもうダッシュをし、突撃をかける。

が、

「うわっ!」

と言う声が後ろからした。

向いてみてみると、うきょーが間抜けな姿でコケていた。

そこをゴブリンにとり囲まれてボコにされている。


「や、やめろやあ、蹴るなやー」

・・・いじめられている小学生のようだ。

逆を見ると、モモが・・・


「ていっ、おりゃっ」と、言っているが、やっぱりまったく攻撃は当たっていない。

しかたない、俺がホブゴブリンをやるか・・・。

「炎の精霊よ!彼の者達を打て」

炎の矢が、壁にあるたいまつから降り注ぐ。

ぐぎゃあー、と言う叫び声

しかし、弱りながらもかかってくる。

何発か攻撃をくらいながらも、何とかホブゴブリンはせん滅出来た。

ホブゴブリンが死んだのを見て、残ったゴブリン数匹は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。