第三章
奔走奔走大奔走!!





学院に全員集合した。

「次の仕事はこの手紙を本国のしもる王に届けてください」

との事だった。


本国 ガッセ王国は歩いて二日程度の距離にある。

案外楽な仕事だ。

「報酬は10万です」

おっ、いいねえ、金額も

とか思っていたら、


「手紙を奪われたら死刑だと思ってください」

と言われた。


恐い。

この人ならまじで殺す。

絶対殺られる。

まじで恐い。

何があっても守ろう。



早速旅立つ。

「ねー、馬車使おうよー」>り

「だめですよ、お金ないのに」>カ

「あたしつかれたーーー」>り

「うるさいなあ、さっさと歩きーや」>う

「なんやてーー!」

と言った瞬間、りゅうは「飛びかかと落し」をうきょーの脳天に食らわせた。

一撃必殺

この言葉がふさわしい一撃だった。


ヒザから崩れ落ちるうきょー。

やがて前のめりに倒れる。

ゆっくり、ゆっくりと。

まるでスローモーションを見ているかのようだ。

何とか息はあるようだ。

でも鼻血をだくだくとふいている。

かなりみっともない姿だ。

20分後、何とか息を吹き返すうきょー。

「あれ、ひいじいちゃんは?どこ?どこにいった??」

どうやら黄泉の国を見学していたらしい。

危なかった。

「ひいじいちゃ〜〜ん、どこ〜〜〜??」

まだ言っている。



「もうすぐ城だぞー」と、モモが言った瞬間。

待て、と言う声が聞こえた。

後ろを向くと、ダークエルフが4匹戦闘体制に入っている。

ダークエルフは、闇に魂を売ったエルフで、滅法強い。

魔法抵抗力があって、なかなか魔法が効かない。

やっかいだな。

「手紙をよこせ、さもない」

会話が終わらないうちに

「ダークエルフ・・・」と、りゅうがつぶやいた。

その瞬間、杖をかまえ、

「万能なるマナよ、彼等に制裁を!ドラゴンの衝吠を!

滅する炎を!!」と、いきなり先制攻撃した。

呪文の完成と共に、杖から激しい灼熱の炎がほとばしり、ダークエルフを炎の渦に巻き込んだ。



効きにくいはずのダークエルフに魔法が効いている。

一匹は絶命しそうだ。

残る二匹が各々攻めてくる。

「うきょーさん!インビジビリティーで消えられないように

暴れまくって混乱させて!」

「わかった−」

と言って、ダークエルフ相手にメイスを振りまわしている。

モモに向かっていったダークエルフはすばやく、

どこに居るか見えにくい。

だめか、と思っていたら。

「ここじゃー!!」

と叫び、剣を突き刺した。

血が飛び散る。

心臓を一つきだった。

「なんで、人間ごときに見えた・・」

「スロットで鍛えた目押しのおかげじゃい」

ダークエルフは絶命した。

振り向くと

「万能なるマナよ、氷のつぶてを!」と、どんどん魔法を使っている。

鬼気迫る形相になっている。



やがて、りゅうの圧倒的な魔力によって、最後のダークエルフは息絶えた。

何かあったのか聞いても教えてくれない。

いつか教えてくれるのだろうか。