洞窟に入る。

ほどなくして頑丈そうなトビラが出てきた。

まいった、カギがかかっている。


悩んでいると、モモが一本の長い針金を取り出し、

かちゃかちゃやっている。

「結構難しいカギだな、こんなの誰も開けられないぜ」>モ



2分後

「かちゃん」という音がして扉は開いた。

「ふう、てこずった」>モ

「なんで?何で出来たの??」>カ

「いや、どっちかって言ったら本業がシーフ(盗賊)だし」>モ

「へーそうなんや」>う

知らなかった。

そう言えば、戦いの時に、よく急所に当てていたな。

そうか…シーフの戦い方だったんだ。

「なるほど、聞いてきたってのはシーフギルドでか」>カ

「ご名答」>モ

シーフではかなりの達人らしいな。

「でもさあ、それなら、弓とかナイフとかで戦ったら簡単に敵が倒せるんじゃないの」>り





「……そうやーーーーん」

野郎三人の一斉にあがる声。

今までの苦労はなんだったんだ!!

ってゆーか、本人気づけよ。

………

モモが開けたドアから入る。

とりあえず入ることは入ったんだが…

罠も何も無い。

さらに…

「ちらかりまくってるなあ」>カ

「さすがにこれはシーフでも探しにくい」>モ

「すごいなあ」>り

「あいつの部屋と同じやな」>う

「あいつって?」>カ

「いや、シンゴの部屋」>う

「友達?」>り

「そう」>う

知らなかった。

「あ、そうか!!」

と、うきょーが走り出して、おもむろに一点をあさりだした。

「あった〜〜!」

確かにこれっぽい。

「何でわかったの?」>り

「あいつの部屋のエロ本の隠し場所と一緒」>う

…なんて間抜けな伝説の王だろう。



洞窟を出、港に戻ろうとしたら待ち伏せられていた。

「その剣をよこせ、さもなくば、殺す!」

魔導師のローブをまとい、顔は見えないが、殺気は

十分感じられる。

「そうは行くか!お前が死ねや」>カ

一応、牽制をかける。

そのあいだに戦闘態勢を整えておく。

皆もきっと態勢に入っているだろう。

にらみ合う2人。

ちらりと後ろを見る。

「あれ、あのパチ屋、何処やったっけ?地図地図」

「あ、犬おるわ!かわいいなあ」

「あ、プリクラあるわ、取っとこ〜っと」




おい!!(怒)


「戦闘じゃーーーーー!!」

「え?」

「は?」

「なんで?」

泣きたい。



「万能なるマナよ、破壊の炎となれ!」

奴はいきなりファイヤーボールの魔法をかけてきた。

ささっと走りぬけ爆発の中心から逃げる。

後ろからも走り抜ける音がする。

皆もよけたようだ。



「あ、さっきの犬走ってるー」

と言う声が聞こえた。

約一名魔法の発動に気づかなかったようだ。

あたりが赤くなり轟音が鳴り響く。

爆発の中心は、気づかなかった約一名の場所だった。

「あちいいいいい〜〜〜〜〜!!」

悲痛な叫び声が聞こえる。



これでこの戦いの回復は無理と言う事になったか…。



「モモ、剣を立てて突撃だ!りゅう、適当な攻撃魔法を連発して!!」

「OK!」>モ

「万能なるマナよ、矢になり彼の者を打て!」>モ

「ふん」

効いてない。

よし、試してみるか。

え〜〜っと…

「精神の精霊バルキリーよ、彼の者にいましめの矢を」

だっけな?

とか思っていると魔法が発動した。

ただ、不完全だった。

「う〜〜ん」

起き上がってきたうきょーに

その

なんていうか


バルキリージャベリンが見事うきょーのケツにHitしてしまった。


「あぎゃああああああ〜〜〜〜〜」


うきょーは完全に絶命してしまった。

「ちょっとカオス!あんた何やってんの?」

「い、いや、失敗した」

「ったく、仲間傷つける奴は最低だよ!!」

…あんたにだけは言われたく無かったよ。



「…ふん、まあよい、この程度なら集めさせておいてやるわ」

といって奴は一枚のカードを投げつけ、魔法の発動と共に消え去った。

サクッ!と地面に刺さるカード。

よく見る。



鉄製の名刺だ。

「偉くご丁寧な奴ね」>り

「全く」>カ

「鉄製か…高そうな名刺だな」>モ



モモ…論点がずれているよ。

刻まれている名前を見る。

「コウスケ・・・か」



まあいいや、どうでも。



「じゃあ任務完了と言う事で帰りましょうか!」>カ

「100万円〜〜」>り

「分け前で一気に大勝負を…」>モ



すたすた歩いて帰る一行。



……

………

どたどたどたどた!!!!



うきょー忘れてた!!!



1時間放置されていた死体。

戻ってみると…

かりかりかりかり。

野良犬(さっき歩いていた犬)が頭をかじってる真っ最中だった。

(一応)追い払い、教会に運び込む。

しかし少しかじられているが大丈夫なんだろうか…。





良かった、一応復活した。

ま、多少犬の歯型がおでこに残っているが、面白いので良しとしよう。

確かうきょーは犬が好きって言ってたしな。

それに結構似合ってるし。



海を渡り、ニシノミヤに戻り、ろし王の下に行く。



王座まで来た。

王が座っている。

…たしかに伝説の通り、よく殺されてそうだ。

そんな雰囲気だ。



「ご苦労様でした」

と、言い、剣を受け取るろし王。

続けて

「あ、まだ仕事あるけどやる??」

と言って来た。

彼にもまた威厳は無い。

「喜んでお受けします」

「じゃ、しばらく王直属の冒険者になって」と言われた。

「我々でよろしいんですか?」>カ

「松本さんの弟子だから絶対に信頼できるでしょう、

こちらからお願いするっす!」>ろ

「喜んでお受けします」>カ



「じゃあ城で暮らすのかな?」>り

「美味いもん喰えるかな??」>う

「喰えるぞ、ぜったい!」>モ

小さくガッツポーズをする三人。

…全く。


でも!

やった、お金持ちの第一歩だ!

やるぞおおおお!!!

これを機に金持ちになってやる〜〜〜〜!



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