「万能なるマナよ!いてつく氷の刃となれ!」>り

連中に氷礫が飛ぶ。

「我が名、旅人の名において、蘇れ、不浄なる魂よ!」>旅

俺たちの前に、ゾンビが現れる。

「うきょーさん!消して!」

「はいよっ!大地母神マーファよ!不浄なる魂の消滅を!」

崩れ去るゾンビ達。

「万能なるマナよ!破壊の炎となれ」>コ

「水の精霊よ!我に纏い、我が盾となれ!」>カ

2人の魔法合戦は互角のようだ。

「魔法の剣よ!彼にいかづちを!」>ろ

ろし王の剣からエネルギーの塊が飛ぶ。

「ふん」

完全にレジストする仮面の男。



「あ、あれ?」ろ

ろし王が敵を見失った。



ヒュン。

俺達の横切った一瞬の影。

そして

「わあああああ!!」

と言うしもる王の叫び声。

仮面の男が一瞬の隙をつき、しもる王のもとから

三種の神器を奪ったのだった。

そしてモモに向かって、


「シーフならこう盗(や)るんだよ、覚えておきな、ヒヨッ子!」

と挑発した。

「な、なんだとー!」

キレるモモ。

仕方ない、アレをかけるか。

「精神の精霊バルキリーよ!彼の者に戒めの矢を!!」

確実に狙った。

完璧の手ごたえだ。

魔法の発動に気づきこちらに顔だけ向ける仮面の男。

奴の眉間にHitした。

頭が後ろににはじかれる。

殺ったか!

しかし崩れ落ちない。

「くっくっく」

笑っている。

あ、アレをまともに食らって倒れないどころか笑うだと??

何者だ、奴は。

「小僧、なかなかやるじゃあないか」

仮面がゆっくり割れ、床に落ちる。

「しかし、この程度ではこの首は捕れんわ」

奴がゆっくりこちらを向く。

一同が静まる。

いや閉口した。

ろし王がようやく口を開ける。

「シ、シンゴさん…」

「そんな名前は知らんな」

否定した。

「シンゴ、なんで?」

困惑するうきょー。

確か友達って言っていた。

「違うと言っているだろうが」

シンゴって、確か建国王!

あ!

そう言えばゴブリンの巣の人物画の顔がこの顔だ!

それを言おうとしたら、

「ふん、帰るぞ、2人とも」

と言って、コウスケに促して、テレポートをかけさせ、

消えていった。



一瞬の出来事に、皆はただ呆然とするしかなかった。

しかし2人の国王はなんだか納得してる様子だった。



一体何がどうなっているのか。

俺たちにはわからなかった。

そして、

これからどうなるのかも

俺たちにはわからないものだった。




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