「…効いてるね、お姉ちゃん」>あき

「シンゴ、ヒヨコとペンギン大好きだからねえ」>美

「あ、アホや、あいつ」>う

「と、とりあえず今だ!」>カ

「おう!」>う

がすっ!

ヒヨコに見とれていたシンゴの背中を強打する。

「ぬう」>シ

「おりゃ〜〜」>う

「ふんぬ!!」>シ

ごき

ドゴッ!

殴り合いが繰り返される。

「シンゴ、やめてよう!もうあたしはいいんだよう!」>美

シンゴは聞いていない。

いや、聞こえないようだ。



ドゴ

バキッ!

「つえい!」>シ

「でああああ!」>カ

「どりゃあああ!!」>う



「も…」

後ろから声がした。

「もうやめてよ〜〜〜〜〜〜う!!」

今まで動かなかった琴乃さんが叫んだ。

「もう、もうやめてよ!シンゴさん!!」

琴乃さんのほうを向くシンゴ。

「もう、やだよう…帰ってきてよう、シンゴさん〜〜〜」

「………」

「お願いだよう、もう…とまってよう…」

涙が地面に落ちる。

一粒、二粒

涙でぬれていく床。

「なんで、なんでそんな事するのさ〜」

「………」

「一緒に帰ろうよ〜〜」

静まる一同。

「また一緒に冒険しようよ〜〜」

「……………」

「またケンカもしようよ〜〜」

「………………」

「うう、ひっく、ううう、もうかえろうよう」

やがて泣き崩れる琴乃さん。

「泣くな、琴…」

「え?」>美

確かに今、別の声がした。

「泣く奴は…」

「ひっく、泣いてないもん、泣いてないもん!」

「全く、めそめそ泣くなと…言ったはずだ、琴乃」

「し、シンゴさああん」>琴

その声は確かに建国王の声だった。

「い、今だよ!あきな!いるかさんの指輪をはずして!」>美

「う、うん!」>あき

あきなさんがシンゴに駆け寄り、右小指にはまっている、

いるかの指輪を外した。

「ぐあああああーーー」

断末魔の叫び声。

やがてゆっくりと崩れ落ちる建国王。

「わしら、行かん方がええ、あいつ女好きやから」

と琴乃さんの背中を押し、行って来いと言ううきょー。

頷いて駆け寄る琴乃さん。

光の美久さんもついて行った。



下からまだ戦闘の音がする。

まだ戦っているようだ。

急いで行ってみる。

「なかなかしぶといね、雑魚!」

「ぬかせ、人妻!」

にゃんことモモは、まだ争っている。

「ぬがあああ!」>ば

「でえええいっす!」>ろ

「精神の精霊バルキリーよ、彼の者にいましめの矢を!」

ばあさあかあと師匠、ろし戦もまだ終わらない。

旅人はいちよんを気絶させ、残りのにゅ〜とんと、

コウスケを倒したりゅうと戦っている。

「手伝います!」>カ

「あきなさんだけこっち!あとは旅人の方へ!」>松

「はい!」>カ

「あ!」

にゃんこが叫ぶ。

「何だ」>モ

「仕事の時間だ!帰るね、私」>に

「は??」>モ

と言ってさっさと帰っていった。

にゃんこはバイトだったようだ。



「Oh!職員にしとけばよかった〜〜ヨ!」>旅

へ、へ〜〜、バイトって制度があったんだ、ここ。



しかしこいつ等ホントにしぶとい!

「ぐああああ!」

ろし王が吹っ飛ぶ。

「ろし君!」>松

気を取られた師匠も攻撃を受ける。

「ぐうっ!」>松

あの2人でもダメなのか、あいつは倒せないのか?