俺は(おまけつきだが)国王に謁見する前に、もう一人の宮廷魔術師のさゆりに詳しく事情を話し、
仲介を頼み、さゆりに連れられて国王と面会した。

「しもる様、死んだと言われていたホッホーが生還して参りました」さゆ
「あ、あぎゃーーーーーーーー!」しも
「ど、どうされました?」さゆ

「おばけいやーー!お化けいやああああ!!」
本当におびえている。
「ひいいいいい、こわこわこわこわ〜〜〜」しも

説明しておこう、コレでも彼は国王である。
それもかなり優秀な一族である。

…結局、落ち着いて説明して終わるまで2時間43分かかった。

「なるほど、大変やったな〜」しも
「まだ俺の事話してないぞ」こな
「キヒ、アタイもでしー☆」か
「いやーーーー剣がー、ヘンな虫があああ!」しも
またパニくったしもる。

説明するのに36分かかった。
「ふう、ふう、ふう、わ、わかったわ、また明日来て、それまでになんか考えとくわ」
としもる王が言う。
明日、朝10時にここに来る事になった。
王に一礼して実家に帰る。

城門を出る。

空を見上げる。

明日から…いったいどうなるんだろう。
これから…何があるんだろう。
仮復活の俺は本当に復活できるのだろうか?
いろいろ不安はある。

青い空に尋ねる。
答えを与えてくれるはずもなく、ただ空は青く手を広げている。

…まあいいや、何とかなるだろう。
考えるだけばかばかしくなってきた。

夢。
夢がはじまったようなもんだ。

新しい夢。

一度は失った命。
儲けモンだ。
少し明るく生きてみよう。

「ぎゃーーはっはっはーー!」こな
「きひ☆」か
…いや、やっぱコイツラほど楽天ではいかんな。
気を引き締めた方がいいのかな??

第一章 完

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