クライは回復の玉を握り締め、念を込めた。
回復の玉は青白く光りを放ち、その光を倒れている盗賊の元に届けた。

うっすら気がついた盗賊。
「ここは目立つ、どこかに連れて行こう」ホ
という事で町外れまで負ぶって行った。

「あー、人間のままやったら絶対俺が背負うんだけどなー」

・・・・・・こなみるが剣で復活した理由がうっすらわかって来た気がする。

盗賊の意識の戻るのを待つ。
5分もしないうちに意識を取り戻した。
落ち着いてから話を聞く。

「何で倒れてたんだい」 ク
「ちょっとしくじってね」

「しくじった・・・見たところ、盗賊の服っぽいけど」 ホ
「この所のプリースト狩りの件さ、犯人っぽいの追っかけてたらこうなってさ」

「誰に頼まれたんでしいか?」 か
「盗賊ギルドさ、あらぬ疑いがかけられてるからね、ギルドでも動いたわけさ」

「どうだい、一緒に探さないかい?俺たちもその件に噛むかも知れないし」 ホ
「いや、今はまだ一人がいいよ、また機会があったら頼むよ」

「ねーちゃん、名前は?」 こな

「のりっぺ・・・って呼ばれてるよ」
と言って颯爽と去っていった。

「なんか落ちてる」 ク
紙って言うか、メモが落ちてる。
読んでみた。
「ありがとうね、困ったことがあったらシーフギルドにこの紙を見せてね」
とあった。
「なかなか律儀なシーフだな」 ホ
「俺に惚れたんだろーなー、かーっかっか」 こな

「黙れ、金属」 ホ