「ここから近いのか?」 ホ
「近いでし」 か
「よっしゃー!気合入れんぞーー!」 こな
・・・アンタ、歩かないじゃん
で、てふてふてふてふ一時間ほど歩いたら前に立派な建物が見えてきた。
「あれですね」 ク
「なかなか立派な建物だなー」 ホ
「俺にこそふさわしい建物だな」 こな
「いやいやいや、あたいでしー」 か
この二人は放っておこう。
掃除している神官に声をかける。
「ここはアワジのファリス神殿ですか?」 ホ
きっと真面目な答えが返ってくるんだろーなー。
左様ですとか、そんな感じの・・・。
「え、うん、そうやで、何?自分らうちに用事か?
うれしーなー、はよ入って入って!」
・・・荘厳さ、ゼロ。
いや、マイナスかも。
「こっちも手伝って〜〜」
奥で畑仕事をしていた恰幅のいい女性に呼ばれるその神官(?)
「はいは〜〜〜い、待ってや〜、ちゅう訳で行っといて、すぐわかるわ!」
神官(もどき)に言われるまま奥の部屋に入り、礼拝堂で待つ。
「すごい装飾だなー」 ホ
「あたい、マイリーの天使なんでしが・・・」 か
「細かいこと気にしてたら大人物になれんぞー」 こな
・・・いや、大人物どころか天使なんだけど
「しかし本当に立派な建物だねー」 ク
リロイの言う通り、確かに立派な建物だ。
何十メートルあるんだろうと言うような高い天井。
壁、天井一面に描かれた聖画。
すごいの一言では表現しきれない物だが、その言葉しか出てこない圧倒感。
たいしたものだ。
奥から足音がする。
そちらを向いて待つ。
「しもるの使者は君たちか」と言う声とともに現れたのは・・・