「シ、シンゴさん」 ホ
気づかないうちに身構えてしまった。
「てっめー!トドメ刺してやんぜ−!」
こなみるくが気合を入れた。
剣が青く光り気合弾がほとばしる。
「待て、こなみる」 ホ
弾道はシンゴの方に向き、このままでは確実にヒットする。
当の本人シンゴはと言うと、右手を気合弾の方に向け何かをつぶやいた。
すると、薄い壁のような魔方陣が完成した。
ばしゅううううう。
壁に吸収されたこなみるくの気合弾。
「あ、あれはシールドの魔法」 ホ
「シールド?ソーサラー魔法じゃないか」 ク
「ああ、魔法使い用の魔法だ」 ホ
「なんで司祭が使えるんだ? 第一 杖だって持ってないし」 リ
「わからない」 ホ
「どうも指から発動してるみたいでしよ」 か
指?
「ちっきしょー、ぶっ殺すー!」 こな
動けないはずのこなみるソードは、俺の手からするりと離れ、シンゴに向け一直線に飛び出した。
「ひょっとしたらまた発動するかもしれないでし」 か
「こなみるには悪いけど・・・」 ク
「様子を見させてもらうか」 ホ
すまねえ、こなみるく。
シンゴは再度右手をこなみるソードに向け、今度は別の魔法を唱えた。
「・・・の者の動きを捕えん」
「スパイダーウェブだ!」 ホ
「やっぱりソーサラー魔法!」 ク
「見るでし!」 か
確かに指から発動している。
「・・・小指?」 ク
「ああ、小指だ」 ホ
小指から魔法が発動している。
「うわわわわーーー!」
こなみるソードは白い、魔法の蜘蛛の糸に絡まり、動けなくなっている。
「・・・なんだ、この魔法の剣は?」 シ
こうなれば仕方ない、いきさつを話すか・・・。