明け方・・・

寝ることの出来なかった俺は、結局うきょーさんと交代せず、朝まで見張った。
1時間ほど前に、ディスペルマジック(魔法解除魔法)を皆にかけたから、
朝になったら皆起きるだろう。

しかし・・・アイツは一体誰なんだろう。

確かにヤツは俺を知っていそうな感じだった。
ひとつ言える事は、ヤツはかなりの高レベルの魔法使いだって事だ。
なんせ、俺にも気づかれずにスリープの魔法をかけたんだから。

俺が昔の宮廷魔術師と言う立場なら狙われるのも分かる。
しかし、今の俺はただの冒険者だ。

何が目的だったんだろう。

「あ、おはよー、なんで起こしてくれんかったん?」
うきょーさんが目覚めたようだ。

「いや、寝付けなくて」
「そうなん?まだ早いし寝ときーな」
「ああ、そうさせてもらうかな」

・・・さっきのことはまだ黙っていることにしよう。

9時頃出発する。

「あー、昨日はよく寝た〜」 こな
うらやましいぞ、まったく。

「なんか睡眠薬飲んだみたいに爆睡できたな〜」 ク
・・・もっと強烈なヤツ食らってたんだって。

「なんか爽快って感じでしー」 か
天使よ、お前もか。