「ドアホー、殺してどないすんねん!」 カイ
「この勢いじゃ、多分殺し合いでしょうね」 松
シュロは砲筒を腰ベルトに差し、代わりに聞いたことも無い魔法を唱えた。
「偉大なるエンシェントよ! 右手に宿り、硬化させよ!」 シュ
しゅっ
シュロは右腕をシンゴに向け、振り下ろす。
まるで右の拳が竜の爪のように鋭利になっている。
シンゴの頬をかすめた。
血しぶきが舞う。
「ちい、竜撃か」 シ
「消えうせろ、闇の者」 シュ
「今度はこちらだ、一気にカタァ付けてやる、地獄の業火よ、我に力を!」 シ
シンゴの右腕が黒い炎が纏い付く。
「くたばれ、竜の!」 シ
勢いをつけて下から上のシュロに向けて、炎を突き立てて体当たりをした。
ばきばきばきばきーーーーーー!
どごごごごごごごーーーーー!!
がきがきがきがきーーーーーー!!!
ばりばりばりばりばりーーーーーーーー!!!!
「見事なモンやなー」 カイ
「風通しが良くなりましたね〜」 松
「夏も冷房要らずや」 カイ
「冬は暖房ガンガンいりますけどね」 松
「雪見酒やな、そうなったら」 カイ
「カイザーさん、酒、ダメじゃなかったでしたっけ?」 松
上を見ると空が見える。
地下三階なのに二人がすっ飛んだ跡が地上にまで達したようだ。