第一章 マナ持たぬ魔術師


・・・わたしは・・・だれ?

「何を問う、竜族の末裔よ」
「りゅう族?」

「思い出せ、誇りを、かの名高きエンシェントの名を」
「エンシェント・・・」

「魔法王国を出て、新たなる竜の王国を築きし祖先の誇りを、そして・・・名を」

・・・もう一人の自分が体の中にいる。
そうだ、昔話に聞いたあの竜の話・・・本当の言葉だったんだ。

「封印せし者を揺り起こせ、それが本来の・・・お前だ」
「本来の・・・私?」

私の目の前の黒衣の魔術師はその瞬間、私に魔法を掛けた。

からんから〜〜〜ん

「お前には知能と言う武器がある」
その瞬間、魔法筒を持って・・・何処に行ったかわからない。

「マナが欲しければこれをやろう」
と言って、その男は魔性石を投げた。
これを削って弾に入れれば・・・。

私の発明品、魔法筒。
それを握って・・・どこかの地下に

「私は・・・私の名は・・・」