第二話  遠いナラ


宿舎に戻ると皆が起きていた。
「何処行ってたんだ?」 ク
「いや、目がさえて散歩に行ってたら、敵とのりっぺが出てきて、死にそうになって、かしょうが消えた」 ホ
「・・・よくわからねえ」 ケ

いきさつを話す。
かしょうが空に帰ったことも。

「少しさみしいなー」 ク
「テント張る時の遊び相手がいなくなっちまった」 こな
などなど、いろんな声があがる。

「あーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 こな

「どうした?」 ホ
「俺はどーなってんねん!!」 こな



「俺、最近剣になりきってて忘れてたけど、俺も人間に戻らにゃー!!」 こな
そらそーだ。

「お前の天使がいなくなったって事は・・・俺のあの悪魔が・・・」 こな

と言ったとたん
「天使様の、おなりじゃーーーーー!!」
と言って、悪魔のサメ、じゃない、天使のおさかなが現れた。

「くそー、かしょう帰ったから、俺、このなまくら刀見とかなあかんやんけー」 お魚
あからさまにめんどくさそうだ。
「あーだる、けっ!」 お魚
地面につばを吐くお魚。
天使の神々しさを感じる前に、悪魔の蠢き(うごめき)をひしひしと感じさせる。