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眠れん
何でか知らないけど眠れない

参った。

時間を潰しようもなく、ただベッドでごろごろするも、時間がゆっくりとしか進まないような感覚だ。
ごろごろごろごろ
ダメだ、寝れん。

時計を見る。
・・・もう三時か。
おもむろに起き、服だけ着替えて宿屋を出る。
仕方ない、散歩だ。

しかしホントに田舎だなあ。
家はあるのに店がシケている。
俺だったらここに大きな店でも建てて儲けるんだけどなあ。

ふと道の反対の土地を見る。
建築中の建物の前に、大きめの立て札がある。

「2月2日 待望の大型店!! 
カイザーの店オープン!
みんなで、いらっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜い」

・・・
ヤツの悪の手はここまで及ぶのか。
そうだわな、素人の俺が考えるようなの、あの悪人が見逃すわけないわな。

ん?

今、そこの路地の奥が赤く光った気が・・・。
なんだろう?
気になったので行ってみた。
カイザーの店の裏手に回る。
そこは国境を警備する兵の休養所の裏門だった。
まてよ・・・
今はここ、使ってなかったんじゃ・・・。
確か今、兵はもう少し国境よりのイコマサンジョウユーエンチで陣取っているはず・・・。
ダッシュで駆け寄る。