エピローグ
魂の抜け殻に、ようやく新しい魂がうめ込まれた。
やっとあの部屋を片付ける気力が生まれた。
みんなが手伝ってくれるって言ったんだけど、
ばあさあかあと、旅人とみかさんにだけ手伝ってもらう事にした。
三人とも仕事を休んでくれた。
ようやく片付け終わる。
「なあ、シンゴ」
旅人が語りかける。
「なんだ?」
「美久がさ、最後に言ってたんだよ」
「なんて」
「シンゴに新しい彼女を作ってあげてって だってさ」
「ははは」
美久らしいな。
「でも、正直できるのか?」
「馬鹿か、出る訳ないやろーが」
「そうだよな、飾りとしての女なら簡単だけど・・・」
「美久みたいな女が・・・ごろごろ居るとも思えないさ」
「俺さあ、頼まれたんだよ、美久に」
「何を」
「シンゴの事を本当に気遣ってあげられる子を探してあげてって」
「・・・」
「シンゴの支えになれる子を見つけてあげてってな」
「・・・」
死ぬ間際まで俺の心配して・・・
美久・・・。
「一生かけて、美久との約束、守るぞ、俺は」
「・・・」
「お前の事だから、なかなかふっきれないだろうしな」
「・・・まあな」
「お前に最高の女、あてがってやる」
「期待せずに待ってるよ」
「・・・」
「・・・」
「いい、女だったな」
「ああ」
本当に、俺にはもったいないくらいな。
次へ