後一時間、一時間で母親が迎えに来るらしい。
聞かなきゃ、いろいろ。
そう思うと口が開かない。
さっきまで普通に話してたのになあ。
何聞こう?
電話番号? 趣味? 住所?
あーーー、もう訳わかんねーー!!
「あ、あの!!」
切り出すボク
「なあに?」
「あ、あした何すんの?」
「寝るぅ」
何聞いてんだ、俺!!違うだろ!!!
「じゃ、じゃあ!」
「なあに?」
「昼くらいまで寝るんだ」
「そうだね」
馬鹿か、俺!!
ああーーーーー。
「あ、そうだ!」と、美久さん。
「これ、あたしの住所と電話番号」
え?
「この間言い忘れちゃったんだー、ずーっと連絡先知りたかったんだけど、
本人から聞かないと失礼かと思って」
同じ事・・・ 思ってたんだ・・・・・・。
女の子から言わせるなんて、最低だ。
「ぼ、ボクもそうだったんだ、ずっと知りたかった、でも、悪いなって・・・。」
「ほんと〜、なんだか嬉しいなあ、一緒だね」
泣きたくなった、きっとかばってくれてるんだ。
なんだか、とても暖かい。
「でもね、もうひとつ理由があるんだ。」
続ける美久さん。
「あの、彼女が居たら、悪いなって・・・、思って・・・」
顔が赤くなる美久さん。
「あ・・・」
それを聞いて顔をもっと赤くするボク。
「ここはりんご農園か?」
ばあさあかあ先輩が冷やかす。
冷やかすだけ冷やかして、彼女のみっちゃんのところに行く。
おかげで落ち着いた。
さんきゅ〜、手を振ったら、指をピストル型にしての応援。
かっこつけるなあ