やわらかく、そして暖かいふんわりとした感覚・・・。
男のボクが抱きしめられていたんだ。

「辛かったんだね・・・シンゴ・・・」
美久さんの声も涙声だった。

「あたしはね、シンゴにだったら読まれてもいいよ」

「!!」

「ううん、読んでほしいよ、だってね、あたしいつもシンゴの事ばかり考えているんだよ。」

「あたしだって、隠し事、あるんだよ、今は言えないことだって・・・」

「そんな事関係ない!美久さんは美久さんだもん!」

「一緒なんだよ。」

何かが心で砕けたような衝撃。

今までの重荷が

さいなみつづけた感情が

すべてが開放された気分なんだ。

そうかもしれない。
ボクと美久さんが反対の立場でも、気にしないんだもん。

美久さんの秘密がなんであったって、俺から離れる事なんてしない。

信じて・・・。良かったんだ。